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2005 年度 実績報告書

思春期における摂食障害(拒食・過食症)者の食行動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17791537
研究機関鹿児島大学

研究代表者

石谷 徳人  鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 助手 (90343368)

キーワード思春期 / 摂食障害 / 食行動 / 脳機能
研究概要

1.心理テストの選定および、検討
本研究で使用する心理テストの選定を行い、Unist Mood-Adjective listによる主観調査法を採用することにした。実験当日の気分状態を知ることができるが、被験者となる患者への使用に先立ち、健常者による心理テストの記入、評価、考察を行い、個人内でどのように変動するものか調査した。個人内変動には記録時間帯に有意な影響を受け、男性より女性、特に月経周期に大きな影響を受けることが示された。
2.顎運動解析装置による健常者のガム咀嚼運動の記録および検討
本研究で使用する、2台のCCDカメラにより光学的に顎の動きを捕らえる、6自由度下顎運動解析装置であるナソヘキサグラフII^<【○!R】>(GC社製)を導入し、前述の健常被験者に対して、解析点を下顎中切歯近心切縁隅角とし、無味無臭のガムを被検食品とした咀嚼運動を行い運動軌跡を調査した。この予備実験から個人間の習慣的な咀嚼能力を示す有効な手段であるだけでなく、心理テストと組み合わせて測定することにより、個人の精神状態によって運動状態に影響を与えていることが示された。
3.機能的核磁気共鳴装置(f-MRI)の統計解析法の検討
f-MRIの撮影により得られたデータは複雑でかつ専門的な統計解析が必要となり、画像構築は本研究において最重要項目の一つである。そこで本研究に先立ち、過去に撮影したデータをシュミレーション用として統計解析法の検討を行った。統計解析のプロセスとして、(1)統計分散の減少させる(2)統計計算(3)統計値の検定について検討を重ねるとともに、有意性確率地図(SPM)による解析プログラムの構成を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Changes in electroencephalographic activities following pressure stimulation in humans2005

    • 著者名/発表者名
      石谷 徳人
    • 雑誌名

      Psychiatry and Clinical Neurosciences 59

      ページ: 644-651

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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