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2005 年度 実績報告書

病棟看護師の職業性ストレスの軽減-現状で病院組織が導入可能な方策

研究課題

研究課題/領域番号 17791590
研究機関広島大学

研究代表者

山岸 まなほ  広島大学, 大学院保健学研究科, 講師 (10379894)

キーワード看護管理学 / 産業保健学 / 看護師 / 職業性ストレス / コミュニケーションスキル / アサーション / Eラーニング
研究概要

本研究の目的は、(1)日本の病院組織が看護師のストレス軽減のために人事管理方法に取り入れることができるような、インターネット学習によるストレス軽減プログラムを作成し効果を検証すると、(2)日本の病院組織が行っているストレス軽減方策を調査し、現状の課題と展望を明確にすると共に、目的(1)で作成したようなプログラムの導入意向を明確にすることである。本年度実施した研究内容は下記の通りである。
1.企業の協力が得られたため、企業が開発した一般職のためのストレス軽減プログラムの1つである、アサーション向上プログラムを借用し、効果評価を実施した。西日本の1病院の女性病棟看護師32名を対象とし、25名から回答を得た。計3回の質問紙調査(学習前、学習後、1ヵ月後)と、延べ70分のインターネット学習を実施し、その効果評価を行った。その結果、アサーションの一部の向上、および職業性ストレスの「質的な負荷」の軽減を認め、長期的には他の対人関係などのストレスも軽減できる可能性が示唆された。
2.先行研究や文献検索から、看護師のストレス軽減にはアサーションと職業アイデンティティの向上が効果的であるという知見を得た。アサーション向上プログラムはすでに開発されているため、看護師の職業アイデンティティに焦点をあてたプログラムの作成を開始した。
3.Web学習管理システムを構築するために、サーバー管理や学習管理システムの借用にあたり、システム管理企業と交渉を開始した。
以上の結果を踏まえて来年度は、実際にWeb学習作成したプログラムの効果評価と病院が行っているストレス軽減方策とインターネット学習の導入意向調査を実施予定である。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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