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2007 年度 実績報告書

仏教を基調とした日本的スピリチュアルケアについての研究

研究課題

研究課題/領域番号 17791661
研究機関四天王寺国際仏教大学

研究代表者

谷山 洋三  四天王寺国際仏教大学, 人文社会学部, 専任講師 (10368376)

キーワードスピリチュアルケア / 緩和ケア / ビハーラ
研究概要

最終目的である国内のスピリチュアルケア専門職の養成については、本研究によって既にある程度の貢献をしている。『仏教福祉』10(2007年3月)などで発表した「スピリチュアルケアの構造」の図は、特定の宗教言語・表現に依拠せずにスピリチュアリティ表現を可能にした。これを8月の8th International World-Congress of International Council on Pastoral Care and Counselling (ICPCC) 2007 (Krzyzowa, Poland)で発表したところ、欧米の臨床家たちから世俗化した現代社会において有益との評価を受けた。市立堺病院・和泉市立病院・府中病院で活動するスピリチュアルケア専門職のために共同開発した、「臨床スピリチュアルケア・サマリーシート」にもこの図が活かされている。
次の3点の成果は出稿中で2008年7月までに出揃う予定である。サマリーシート開発についての報告(『ホスピスと在宅ケア』16-1)、共著書『続スピリチュアルケアを語る』(関西学院大学出版会)、共著書『仏教とスピリチュアルケア』(東方出版)。
2007年8月にはドイツにおけるビハーラ活動を調査したが実際にはあまり活発ではなかったため、相応の発表の場を模索している。また、仏教思想に基づいたスピリチュアルケア・アセスメントについての研究を進めており、2年以内に成果を発表するつもりである。ビハーラ関連の理論研究については、前年度までに必要な分析を終えている。文献調査について、仏典の原典調査についてはさらに数年が必要であり、今後も地道に取り組みたい。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 仏教における死生観2007

    • 著者名/発表者名
      谷山洋三
    • 雑誌名

      臨牀看護 Vol.33, No.13

      ページ: 1954-1959

  • [学会発表] スピリチュアルケアにおける祖先崇拝的側面2007

    • 著者名/発表者名
      谷山洋三
    • 学会等名
      第13回日本臨床死生学会
    • 発表場所
      早稲田大学(東京都)
    • 年月日
      2007-12-16
  • [学会発表] スピリチュアルペインの仏教的理解とアセスメント2007

    • 著者名/発表者名
      谷山洋三
    • 学会等名
      仏教看護・ビハーラ学会第3回年次大会
    • 発表場所
      成田山新勝寺(千葉県)
    • 年月日
      2007-08-26
  • [学会発表] Ancestor and Nature as Foci of Spiritual Care2007

    • 著者名/発表者名
      Yozo TANIYAMA
    • 学会等名
      8th International World-Congress of International Councilon Pastoral Care and Counselling (ICPCC)2007 in Poland
    • 発表場所
      Krzyzowa, Poland
    • 年月日
      2007-08-09
  • [学会発表] 臨床スピリチュアルケア・サマリーシートの開発2007

    • 著者名/発表者名
      谷山洋三、伊藤高章、瀬良信勝、大河内大博、森田敬史、申英子、山内かずよ
    • 学会等名
      第15回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in飛騨高山
    • 発表場所
      高山市民会館(岐阜県)
    • 年月日
      2007-06-30

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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