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2007 年度 実績報告書

ホームレスの結核に関する知識・態度・行動とエンパワメントを基盤とした健康支援

研究課題

研究課題/領域番号 17791694
研究機関園田学園女子大学

研究代表者

佐々木 八千代  園田学園女子大学, 健康科学部, 助手 (10382243)

キーワードホームレス / 結核 / 健康支援
研究概要

ホームレス者における高血圧症や糖尿病などの治療継続と結核検診受診に関連する要因を検討することを目的として,平成20年1月〜2月に構成的質問紙を用いた聞き取り調査を実施した.調査対象者は,大阪市高齢者特別清掃事業登録者で,清掃終了時に調査の目的を説明し,研究への協力を同意したものとした.大阪市高齢者特別清掃事業は輪番制となっているため,清掃事業参加が各自2週するまで調査を実施した.清掃事業への登録者は3000人程度であるが,常時清掃に参加しているのは1600人程度である.
調査内容は,既往歴,治療状況,結核検診の有無,健康診断の有無,喫煙状況,飲酒状況,寝場所,教育歴,家族・友人との交流状況,ソーシャルサポート尺度,HLC尺度とした.
研究への協力に同意したものは,112名であった.すべて男性で,50代が33人(29.5%),60代が70人(62.5%),70代が7人(6.3%),80代が1人(0.9%)であった.平均年齢は62.3±4.6(Mean±SD)歳であった.過去1ヶ月間の主な寝場所は,野宿が10人(8.9%),シェルターが32人(28.6%),ドヤが32人(28.6%)であった.だれでもいいので,困った時に相談できる人がいると答えたものは,53人(47.3%)となっていた.今後は,今年度の調査で得られたデータをさらに詳細に分析し,これまで蓄積してきたデータや結果も踏まえて,ホームレス者への健康支援のあり方について検討していく.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Knowledge, attitude and behavior concerning tuberculosis and living conditions of the homeless people2007

    • 著者名/発表者名
      Sasaki Y. Ohno K.
    • 学会等名
      ICN2007
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-06-30
  • [図書] 三訂地域看護学 447-452頁 スラム, 野宿生活者 (佐々木八千代執筆部分)2008

    • 著者名/発表者名
      津村智恵子, 編集
    • 総ページ数
      478
    • 出版者
      中央法規

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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