研究課題
国立環境研究所が開発・推進しているチャンバーネットワークを活用し、北海道の最北端から赤道付近のマレーシアまでの広域トランセクトに沿って、モンスーンアジアの代表的な冷温帯林・温帯林・亜熱帯林及び熱帯多雨林における土壌呼吸の時間・空間的変動に関するオリジナルデータの解析を行った。令和2年度(4~7月)は、東南アジア熱帯林における研究成果のまとめ及び論文投稿を集中した。マレーシア半島部にあるパソ(Pasoh)低地熱帯天然林における、実測データに基づいて、総土壌呼吸に対する根呼吸と微生物呼吸寄与の分離評価モデルを開発した。その結果、モデルで推定した総土壌呼吸に対する微生物呼吸の寄与約66.9%であり、トレンチ(根除去)法により実測した結果(64.2%)と比べて約2.7%高かった。上記の研究成果は、国際トップクラス雑誌Soil Biology and Biochemistryに掲載された( https://doi.org/10.1016/j.soilbio.2020.108067)。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (2件)
Soil Biology and Biochemistry
巻: 152 ページ: 108067~108067
10.1016/j.soilbio.2020.108067