研究分担者 |
松木 篤 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 准教授 (90505728)
服部 祥平 東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (70700152)
山田 桂太 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (70323780)
豊田 栄 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (30313357)
中川 麻悠子 東京工業大学, 地球生命研究所, 研究員 (20647664)
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研究実績の概要 |
東アジア域では、近年大気汚染物質の放出の増加に伴い、大気エアロゾルや光化学オキシダントなどの大気環境問題が顕在化しつつある。大気エアロゾルと光化学オキシダントは、その要因が互いに密接に関連しているため、単一の物質の規制ではその問題を解決することは難しい。このため、近年増加している窒素酸化物(NOx)及び揮発性有機化合物(VOC)の起源推定、およびそれら大気汚染物質の増加に伴う大気酸化環境場(光化学オキシダントの比率)の変化を総合して解析する必要がある。本研究は、代表者が開発してきた最新の安定同位体解析手法(PSIA, MIF)を大気エアロゾルおよびその関連物質(VOC, O3, NOx, SO2 等)に適用する。 本研究計画では短期間の研究の実施であったため、予定していた研究計画のうちの一部のみを実施した。特に、観測をすでに開始している能登半島におけるエアロゾル試料の採取を継続し、適宜イオン濃度の分析、硝酸の安定同位体分析を実施した。
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