研究課題
基盤研究(A)
本研究では、近年新たな研究領域として開拓されてきたマイクロRNA(miRNA)や免疫誘導メカニズム、ゲノム編集の観点から、基礎に立ち返って、アデノウイルス(Ad)と宿主の攻防(ウイルスは細胞で複製に最適な環境を作ろうとするのに対し、細胞はそれを防ごうとする)を理解し、それらを遺伝子治療やワクチン、ウイルス療法、さらには基礎研究への応用に適した改良型Adベクターの開発につなげることを目的に研究を行い、良好な結果を得た。
分子生物学
本研究は、Adと宿主の攻防を理解し、研究代表者が有する世界で最先端のAdベクター改変技術を駆使することで、新しい視点からベクター開発(改良)と関連する応用研究を進めるものであり、独創性が高く、学術的意義が大きい。また、日本独自の高性能ベクター開発は、その汎用性の観点から国益を考えたうえでも最重要研究課題の一つであり、その社会的意義は極めて大きい。