研究課題/領域番号 |
17H00865
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小玉 哲也 東北大学, 医工学研究科, 教授 (40271986)
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研究分担者 |
志賀 清人 岩手医科大学, 医学部, 教授 (10187338)
伊藤 康一 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (70400299)
越山 顕一朗 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 准教授 (80467513)
森 菜緒子 東北大学, 大学病院, 助教 (90535064)
堀江 佐知子 東北大学, 医工学研究科, 特任助教 (90451640)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | がん / 転移 / リンパ節 / 薬剤送達法 / ドラッグデリバリー / 診断 / 治療 |
研究成果の概要 |
本研究は, 臨床的N0リンパ節の診断システムならびに臨床的N0(cN0)リンパ節の治療が可能なリンパ行性薬剤送達法(LDDS)の開発を目的にする. 本研究成果を以下に示す. (a) cN0リンパ節の病期では血管像およびリンパ洞像の一部が閉塞するperfusin defect現象が観察された. (b)LDDSに求められる撃力値を求めた.また,この撃力値で誘起されるリンパ流れを拡張されたハーゲンポアズイユ流れとして解析した. (c) cN0リンパ節の治療法としてLDDSとソノポレーション法との併用法の有効性を実証した. (d) LDDSに最適な溶媒特性因子である粘度および浸透圧の最適域を求めた.
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自由記述の分野 |
複合領域
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は臨床的N0リンパ節の診断および治療法の開発を目的にしている. 臨床的N0段階において確認されたperfusin defectは早期転移診断の有効な診断指標になるものと期待される. また, LDDSおいては, 薬剤送達に撃力値および溶媒特性(粘度, 浸透圧)の最適域が明らかにされ, また, ソノポレーションとLDDSの併用効果が確認された. 本邦においては, 臨床的N0に該当する新規がん患者は約100万人と見込まれる. 本成果は臨床的N0リンパ節の診断・治療法の開発の進展に寄与し, がん患者の予後が大きく改善されるものと期待される.
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