研究課題/領域番号 |
17H00872
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
角谷 寛 滋賀医科大学, 医学部, 特任教授 (90362516)
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研究分担者 |
藤原 幸一 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (10642514)
増田 史 滋賀医科大学, 医学部, 客員助手 (10647712)
角 幸頼 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (10772923)
大平 雅子 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (40616190)
山川 俊貴 熊本大学, 大学院先導機構, 助教 (60510419)
松尾 雅博 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (70456838)
小川 景子 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (70546861)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ウェアラブルデバイス / 認知症 / 自律神経 / 心拍変動 / 加速度 / 嗅覚 / 夢 |
研究実績の概要 |
レビー小体型認知症の前駆症状として、自律神経障害、嗅覚障害、レム睡眠行動障害などがある。自律神経障害を評価するための、安価で非侵襲的な心臓の自律神経機能法評価法として心拍変動(HRV)解析があり、生理学研究では過去より頻用されているが、連続長期間・リアルタイムのHRV解析が臨床現場に持ち込まれることはなかった。そこで、長時間のHRVおよび加速度センサー計測・解析を行うためのウェアラブルシステムの開発・改良を行っている。 2018年度には、研究実施のための倫理申請を行うとともに下記を実施してきた。ウェアラブルデバイスによる心拍検出を行うために、心電図R波検出手法および心電図増幅率を自動再調整するように改良し、デバイス内蔵マイコンに組み込んだ。その結果、従来よりも高い検出率を達成できた。そのウェアラブルデバイスを用いた定量的自律神経症状評価を目指し,健常高齢者60名とレム睡眠行動障害患者16名を対象に自律神経検査であるシェロングテスト(臥位から立ち上がった際の血圧低下検査)を行った。その際にウェアラブルデバイスで心拍を測定し,心拍変動・血圧変化・行動量のデータを収集した.また,スマホによる加速度・角加速度測定を行い,日常生活におけるおおまかな行動推定が可能であることを確認した.さらに、高齢者嗅覚の評価解析、および、レム睡眠行動障害の夢内容の解析も行っており、これらも含めた総合的評価解析を目指している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2018年度に、高齢者対象の心拍変動(HRV)データを取得していた時に、若年者対象の予備実験では見られなかったHRVデータの取得エラーが生じた。そこで、それを解決するためにデバイスやアプリの改良を行った。
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今後の研究の推進方策 |
2019年度には、改良したデバイスやアプリを用いてHRV解析アルゴリズムを再検討し、必要に応じて主に対照群のデータを追加取得するとともに、睡眠ポリグラフ検査データ等を評価を行う。
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