研究課題/領域番号 |
17H00971
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
山田 真裕 関西学院大学, 法学部, 教授 (40260468)
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研究分担者 |
前田 幸男 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (30347257)
日野 愛郎 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30457816)
松林 哲也 大阪大学, 国際公共政策研究科, 准教授 (40721949)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 民主主義 / 選挙制度 / ポピュリズム |
研究実績の概要 |
2017年度は交付決定後、解散総選挙の可能性に備え、調査の設計を行なった。結局2017年9月28日に衆議院は解散となり、同年10月22日に第48回衆議院議員総選挙が施行された。これに伴い、我々は選挙後に調査を行なった。調査の管理は中央調査社に依頼した。中央調査社よりデータが納品されたのは2018年3月25日である。 この調査データを用いた研究結果を報告すべく、アメリカ政治学会(American Political Science Association)にパネル報告を申請しアクセプトされたので、2018年9月に米国ボストンで開催されるアメリカ政治学会年次大会に向けて研究論文を執筆中である。 またこのデータ公開に向けた作業を開始している。公開先は東京大学社会科学研究所SSJデータアーカイヴ(http://csrda.iss.u-tokyo.ac.jp/)とComparative Study of Electoral Systems(www.cses.org)の2か所を予定している。後者においては複数国を束ねて国際比較可能なデータセットとして公開される。CSESとのコミュニケーションのために研究代表者の山田は、2017年11月9~12日にドイツ連邦共和国マンハイムにおいて開催された企画委員会(Planning Committee meeting)に参加した。 研究代表者の山田と研究分担者の前田は調査のために複数回の会合を設定し相談した。会合の結果については日野、松林(ともに研究分担者)と共有し、メールなどで議論を重ねた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
解散総選挙に即応して調査を設計、実施することができた。データクリーニングやマクロデータの整備などはまだ進行中であるが、2018年度よりデータの分析結果を順次報告できるであろう。
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今後の研究の推進方策 |
2018年9月のアメリカ政治学会年次大会で、研究代表者の山田と、研究分担者の前田、日野はそれぞれ研究論文を作成し報告を行なう。また今後日本政治学会、日本選挙学会などでも学会報告を行なっていく。執筆した論文は今後学術誌への投稿ならびに研究書として公刊していくことを目指す。 また2017年度において獲得したデータは2019年度の公開を目指して作業を進める。具体的にはデバッグ、ウエイトやコードブックの作成、英語データの作成、SSJデータアーカイヴ並びにCSES(www.cses.org)への寄託作業などがある。
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