研究課題/領域番号 |
17H00978
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松井 彰彦 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (30272165)
|
研究分担者 |
前川 直哉 福島大学, 教育推進機構, 准教授 (20739156)
星加 良司 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (40418645)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | ゲーム理論 / 社会的障害 / 障害の社会モデル / 多様性、フラットダイバーシティの超克 / 社会で作られる難病・感染症 / 性的マイノリティ / 障害女性とダブルマイノリティ / 障害者権利条約 |
研究成果の概要 |
全体を通じて共通する考え方は個々人がそれぞれの行動原理に従って動くという経済学の祖アダム・スミスの考え方である。この考え方は経済学のみではなく、障害学の研究者にも共有されている考え方であり、それゆえに経済学者と障害学者の共同研究も進むこととなった。経済学と障害学の融合こそが本研究課題の第一の成果である。具体的には、障害や難病・感染症といったものがいかに社会的に作られていくものであるかを事例やゲーム理論を用いて示した。
|
自由記述の分野 |
障害者を含む個々人を意思決定者とみなし、そこから作られる慣習・規範をゲーム理論によって研究する。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経済学と障害学の融合が最大の学術的意義である。ゲーム理論等を用いることによって、障害者一人ひとりが意思決定者であることを仮定したときの慣習や規範の形成の問題が可能となった。客体ではなく、主体である障害者が直面する社会の壁を理論的に研究することが可能になったことで、これまで情緒的・ヒューリスティックに捉えられてきた障害問題が理論的に捉えられるようになった。
|