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2023 年度 研究成果報告書

リカードウ・マルサス論争と古典派経済学の展開:その交錯と対抗および現代性の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17H00982
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経済学説・経済思想
研究機関神奈川大学

研究代表者

出雲 雅志  神奈川大学, 経済学部, 教授 (10211731)

研究分担者 新村 聡  岡山大学, 社会文化科学研究科, 特命教授 (00167561)
福田 進治  弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (00322925)
益永 淳  中央大学, 経済学部, 教授 (00384727)
石井 穣  関東学院大学, 経済学部, 教授 (10587629)
久保 真  関西学院大学, 経済学部, 教授 (30276399)
藤本 正富  大阪学院大学, 経済学部, 教授 (30330103)
野原 慎司  東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 准教授 (30725685)
内藤 敦之  大月短期大学, 経済科, 教授(移行) (40461868)
田淵 太一  同志社大学, 商学部, 教授 (50242136)
近藤 真司  大阪公立大学, 経済学研究科, 教授 (50264817)
若松 直幸  中央大学, 経済学部, 助教 (50847340)
佐藤 有史  立教大学, 経済学部, 特別専任教授 (60288256)
久松 太郎  同志社大学, 商学部, 教授 (60550986)
松本 哲人  松山大学, 経済学部, 教授 (70735828)
木村 雄一  日本大学, 商学部, 教授 (80436740)
小沢 佳史  立正大学, 経済学部, 専任講師 (80772095)
森下 宏美  北海学園大学, 経済学部, 教授 (90191022)
八木 尚志  明治大学, 政治経済学部, 専任教授 (90261825)
藤村 哲史  大東文化大学, 経済学部, 講師 (70845247)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワードマルサス / リカードウ / ミル / 古典派経済学 / 人口論 / 貧困 / 自由貿易論 / 保護主義
研究成果の概要

18世紀末から19世紀前半の英仏古典派経済学がその後の経済理論と経済思想に及ぼした影響は、一般に考えられているよりもはるかに広くて深い。リカードウとマルサスを中心とする古典派経済学は、歴史研究の対象であると同時に、近現代の主要な経済学者の着想と理論・思想の形成に影響を与え、貧困、格差、飢餓、食糧、自由貿易、金融、財政といった、いまなお経済社会が抱えるさまざまな問題の分析に重要な視点と枠組みを提供しつづけている。今日の経済学にとって、古典派経済学は経済社会が直面する困難を考察するのに必要な索引であり、新たな世界を開く鍵となる。それは現代に生きる理論であり思想なのである。

自由記述の分野

経済思想史

研究成果の学術的意義や社会的意義

リカードウ・マルサス論争を基軸とする古典派経済学の展開を跡づけ、その現代的意義を国際的な共同研究によって総合的に解明しようとする研究は、これまで国内外のどこにおいても行われたことがない。その後の経済学の主要な理論と思想の基盤を提供したリカードウ・マルサス論争の争点は、古典派経済学の確立の指標であるだけでなく、人口問題と食糧生産、通貨・金融危機、グローバル化と経済統合、貧困と格差、移民と難民、統合と排除といった現代の経済学が直面する諸問題の考察に新たな視点と知見もたらす源泉でもある。

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公開日: 2025-01-30  

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