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2020 年度 実績報告書

大規模継続家族調査による家族形成期の困難に関する実証的解明

研究課題

研究課題/領域番号 17H01006
研究機関上智大学

研究代表者

田渕 六郎  上智大学, 総合人間科学部, 教授 (20285076)

研究分担者 松田 茂樹  中京大学, 現代社会学部, 教授 (00706799)
稲葉 昭英  慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (30213119)
佐々木 尚之  大阪商業大学, 公共学部, 准教授 (30534953)
保田 時男  関西大学, 社会学部, 教授 (70388388)
吉田 崇  静岡大学, 人文社会科学部, 准教授 (80455774)
筒井 淳也  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (90321025)
西村 純子  お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (90350280)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード家族調査 / 家族形成 / 家族問題 / 少子化
研究実績の概要

2020年度は前年度に引き続きNFRJ18データの分析が進められたが、新型コロナウイルス感染拡大のため、全体研究会合はオンラインの形態で実施された。データ分析はテーマ別に「夫婦関係」「親子関係」「親族関係・ネットワーク」「就業・意識」の4班に分かれて、各班の分析課題調整を研究分担者らが担当して進めた。過去3回のNFRJ調査との比較および現代日本家族が抱える「家族形成期の困難」の現実把握に焦点を当て、各班ごとの報告書作成にむけて活動を展開した。「家族形成期の困難」の実態に関連して実際に行われた分析テーマとしては、離家行動、階層と婚姻行動、同性間婚姻への意識、中年無配偶者、未婚者のメンタルヘルス、妊娠先行型結婚、出生意欲の変化、子育て負担感、児童虐待リスク、夫婦関係と親子関係との関連、父親の子育て遂行、 婚姻とディトレス、ワーク・ファミリー・コンフリクト、親介護とワーク・ファミリー・コンフリクトの関連、離婚と性別格差、親の離婚と子の学歴達成、再婚の変容、など、NFRJ調査の特徴である調査対象者の配偶者・親・義親・子・きょうだいとの複合的関係を視野に含んだ多様かつ独自の分析、考察が行われた。
研究会のオンライン開催などを通じて実質的活動は展開したが、第1次報告書の取りまとめ作業は年度内に完了したものの、2020年度の新型コロナウイルス感染拡大のため、班ベースの研究成果の取りまとめが予定よりも遅延し、翌年度にかけて実施されることとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルス感染拡大のため対面での研究会合開催が予定したように行うことができず、研究成果共有に遅延が生じ、分析と研究の成果取りまとめが予定よりも遅延した。

今後の研究の推進方策

オンラインでの研究会合を複数回行うことで成果共有の遅延をカバーすること、研究成果のうち個別に公表できるものは全体の報告書作成に先立って公表することを優先することなどを通じて研究の遅延に対する一定の対処を行う。

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公開日: 2023-12-25  

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