研究課題/領域番号 |
17H01031
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 |
研究代表者 |
海津 亜希子 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 研究企画部, 主任研究員 (00342957)
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研究分担者 |
玉木 宗久 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 発達障害教育推進センター, 主任研究員 (00332172)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 学習困難 / 予防的支援 / アセスメント / 地域ワイド / 多層指導モデル |
研究成果の概要 |
本研究においてはいくつかの下位研究を設定したが中でも本研究の根幹でもある地域協働支援の実現に関しては多大なる成果があげられた。具体的には地域として多層指導モデルMIMの理解・啓発を図りたいとの応募のあった地域を対象にMIM理解・実践セミナーを研究期間中,北海道,宮城,栃木,東京(計2回),山口(計2回),福岡(計3回)で実施することができ,計2,000名以上の参加があり,90%以上の最も高い評価(「有益であった」)が得られた。あわせて教育行政担当者を対象としたMIMサミットは,3年間毎年度実施し,のべ97地域からの参加があり,参加者の95%以上が最も高い評価(「有益であった」)をした。
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自由記述の分野 |
教育心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究者からは最新の研究知見の提供,また先行的に多層指導モデルMIMを導入している自治体からは実践報告および成果と課題を報告する「多層指導モデルMIMサミット」が研究期間内に3度実施された。これにより,学習のつまずきへの早期把握,早期支援に課題があり,解決策を模索している自治体が,本サミットで情報提供されたことを基に,効果的な教育政策の立案へとつなげられた。具体的には,仙台市,さくら市,松戸市,我孫子市,板橋区,相模原市,横須賀市,浜松市,川越町,寝屋川市,尼崎市,長野県等の自治体であり,このように,研究で得られた科学的根拠が,実際の教育政策へと反映されたことの意義は大きいと考える。
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