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2017 年度 実績報告書

3次元フォース解析による生体分子-溶液界面の構造・機能可視化

研究課題

研究課題/領域番号 17H01059
研究機関京都大学

研究代表者

山田 啓文  京都大学, 工学研究科, 教授 (40283626)

研究分担者 小林 圭  京都大学, 工学研究科, 准教授 (40335211)
平田 芳樹  国立研究開発法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員 (10357858)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2018-03-31
キーワードFM-AFM / 3次元フォースマッピング / 特異結合力 / 水和殻
研究実績の概要

本研究では、これまでに開発された高感度・高分解能FM-AFM法に基づく3次元フォースマップ技術を高度化し、力検出信号の実時間運動解析を取り入れることで、複雑な3次元構造をもつ生体分子に対しても安定な相互作用力測定を実現し、単一分子レベルでの生体分子間認識相互作用計測を可能とする新たな3次元相互作用力可視化技術の確立を目的としている。本年度は、生体分子の機能イメージングに関連して、3次元フォースマップ法の高度化および生体分子周囲の水和殻可視化についての研究に注力した。
3次元フォースマップ法では、試料上の全面にわたってフォースカーブ測定を繰り返すことで、3次元的なフォース分布を取得するが、その際、探針が試料に接近・後退する時間を測定パラメータとして制御し、力応答信号の時間解析を行うことで、特異結合部の特性を明らかにし、さらには結合部位の空間統計分布を求めた。一方、探針が接触状態あるいは分子と強く結合している場合、外部励振による探針振動は複雑な運動となることから、熱雑音による励振による探針カンチレバーの周波数特性変化の解析も進めた。
固液界面上に特徴的に出現する水和構造は、3次元フォースマッピングによって可視化できるが、原子的平坦性を有する固体結晶表面とは異なり、生体分子は複雑な表面構造をもつため、こうした分子上での水和構造も極めて複雑な構造となり、水和殻可視化は困難な計測となる。本研究では、カンチレバーの力学パラメータ(共振周波数・ばね定数)および探針の接近・後退運動を最適化することで、実用的な水和殻可視化測定を実現した。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2018-12-17  

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