多波長高解像度観測による原始惑星系円盤の解剖と惑星系形成過程の解明

2020 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 17H01103
• 研究機関: 茨城大学
• 研究代表者: 百瀬 宗武 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (10323205)
• 研究分担者: 武藤 恭之 工学院大学, 教育推進機構(公私立大学の部局等), 准教授 (20633803) ; 本田 充彦 岡山理科大学, 生物地球学部, 准教授 (40449369) ; 田中 秀和 東北大学, 理学研究科, 教授 (00282814) ; 小林 浩 名古屋大学, 理学研究科, 助教 (40422761)
• 研究期間 (年度): 2017-04-01 – 2022-03-31
• キーワード: 電波天文学 / 光学赤外線天文学 / 理論天文学 / 惑星起源・進化 / 原始惑星系円盤

研究実績の概要

ALMA 望遠鏡を用いた観測的研究では，まず三重星 GW Ori 周囲に大きく広がった多重リング構造を持つ円盤を見出し，かつ，リング同士が互いに傾いた複雑な構造を明らかにした。また，WW Chaに付随する円盤に対する解析により，ダスト円盤の面密度動径分布中に，半径40au以遠でのなだらかな低下と弱い非軸対称性を見出した。すばる望遠鏡に搭載された SCExAO/CHARIS を用いた三色同時の高空間分解能・高コントラスト撮像の解析では，HD34700A 周囲の原始惑星系円盤について，中心星のごく近傍に存在する円盤が外側の円盤に対して影を落としている可能性が示唆された。一方，観測と関連した理論については，まずダスト成長に関連して，質量比のついたダスト同士の衝突による圧縮を調べた結果，従来研究での等質量衝突に比べてダストが非常に効率的に圧縮されることが明らかになった。これは，ALMAによる偏光観測からダストの充填率は10％以上であることが示唆されていた点と整合的であり，従来のダスト衝突を模した数値計算で衝突圧縮の効率が非常に低かった矛盾を解消した。また原始惑星円盤内での惑星移動に関する研究では，円盤ギャップの中心と惑星位置にずれが生じることを発見し，ギャップ中心と惑星位置のずれの間の定量的関係を惑星移動速度とともに導出した。最後に，原始惑星系円盤中の水氷による3μm偏光観測結果と比較するため，理論による偏光モデルスペクトルの構築を行った。その結果，強度スペクトルに加えて偏光の情報を付加することで，ダストのサイズや水氷の存在量に制限がつくことが分かった。この他，次世代電波干渉計ngVLAによる原始惑星系高解像度観測や，赤外線天文衛星計画SPICA，及び東大アタカマ天文台TAOによる水氷科学観測について，さまざまな検討を行った成果を発表した。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ALMA及びすばる望遠鏡を用いた高解像度撮像観測にもとづく研究では，複数の多重星系における円盤で興味深い円盤構造をとらえた。これらは単一星周辺に留まらずより一般的な惑星形成を考える上で重要な観測的情報である。また，このような多重星系は恒星・惑星系の小型版という側面もあり，円盤・惑星相互作用の基本的物理過程を今後理論的に考えていく上で有意義な情報を提供したものと言える。
一方，観測と理論との比較でも複数の進捗が得られた。まず円盤・惑星相互作用に関連して，円盤に彫られたギャップを置き去りにして惑星が動く過程，および置き去りにされたリングの構造進化について，定量的理解に成功した。これは，これまで観測で捉えられていたリング・ギャップが示す多様な構造に対する新解釈を提供しただけでなく，将来の大型赤外線望遠鏡を用いた形成途上の惑星探索にもユニークな指針を与えた。一方，ダストの性質や成長に焦点を当てた研究についても，二つの面で大きな進展が得られた。まず中間赤外線での水氷散乱光について，その波長依存性も含め自然な解釈を与えるダスト光学モデルを初めて構築した。また現実的な成長過程を想定することにより，サブミリ波における複数周波数でのダスト連続波データから示唆されていた比較的大きなダスト体積充填率が自然に説明される点もわかった。これらはそれぞれ，赤外線およびサブミリ波における偏光撮像観測の説明を動機として，水氷による赤外線散乱過程やダスト成長過程をミクロな視点から緻密に再検討することで得られたものであり，本研究課題の枠組みである理論と観測の親密な連携があって初めて実現された独自性の高い成果である。
以上をまとめると，本研究課題で当初目標として挙げていた観測と理論を両輪とする惑星形成過程の理解は順調に深化しており，「おおむね順調に進展している」との評価が適当である。

今後の研究の推進方策

研究期間の終了を見据え，全体としては，これまでに得られた成果をさまざまな機会をとらえて発表していくとともに，研究期間終了後のさらなる展開を促す萌芽的研究も並行して進める。
まずALMAを用いた円盤観測ではこれまでの方向性の取りまとめに入るが，新型コロナウィルス感染症拡大の影響によりALMA観測オペレーションが停止したことの影響を踏まえ，アーカイブデータの解析に当初予定していたよりも大きな重点をおく。この研究活動により複数恒星系の円盤構造について興味深い結果が得られたので，これと密接に関連すると考えられる遷移円盤天体に焦点を絞り，円盤構造やダスト・ガス空間分離に関わる解析を行うとともに，成果をまとめる。また，円盤・惑星相互作用についての検討を継続するため，研究員雇用を継続する。赤外線観測では，Subaru/IRCS熱赤外偏光機能を用いた近傍の原始惑星系円盤や星形成領域の散乱光観測の結果を取りまとめる。これまでの研究期間で得られた水氷ダストの性質に関する理論的理解を応用し，円盤内水氷ダストのサイズと存在量について新たな知見を得て結果を報告する。
理論面では，まず第一に，ダストサイズから惑星サイズまでの衝突進化シミュレーションを継続し，成果をまとめる。特に，ダストから惑星形成へと至る諸段階で鍵となる物理過程の理解を深めるとともに，観測による検証可能性についても検討を深める。第二に円盤惑星相互作用に関連して，ALMAによるガス円盤観測で得られる速度構造との比較を含めたより広範な展開を模索する。その過程でこれまで得た研究成果を取りまとめ，論文や研究会にて発表を行う。

研究成果

• [国際共同研究] テキサス大学サンアントニオ校/カリフォルニア工科大学(米国)
  • 国名: 米国
  • 外国機関名: テキサス大学サンアントニオ校/カリフォルニア工科大学
• [国際共同研究] ビクトリア大学(カナダ)
  • 国名: カナダ
  • 外国機関名: ビクトリア大学
• [国際共同研究] 台湾中央研究院(その他の国・地域)
  • 国名: その他の国・地域
  • 外国機関名: 台湾中央研究院
• [雑誌論文] Ring Formation by Coagulation of Dust Aggregates in the Early Phase of Disk Evolution around a Protostar (2021)
  • 著者名/発表者名: Ohashi, S., Kobayashi, H., Nakatani, R., Okuzumi, S., Tanaka, H., Murakawa, K., Zhang, Y., Liu, H. B., & Sakai, N.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 907 ページ: id.80
  • DOI: 10.3847/1538-4357/abd0fa
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] ALMA Observations of the Inner Cavity in the Protoplanetary Disk around Sz 84 (2021)
  • 著者名/発表者名: Hashimoto, J., Muto, T., Dong, R., Hasegawa, Y., Marel, N. van . der ., Tamura, M., Takami, M., & Momose, M.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 908 ページ: id.250
  • DOI: 10.3847/1538-4357/abba76
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Observations of the [C I] (3P1-3P0) emission toward the massive star-forming region RCW 38: Further evidence for highly-clumped density distribution of the molecular gas (2021)
  • 著者名/発表者名: Izumi, N., Fukui, Y., Tachihara, K., Fujita, S., Torii, K., Kamazaki, T., Kaneko, H., Silva, A., Iono, D., Momose, M., Sugimoto, K., Nakazato, T., Kosugi, G., Maekawa, J., Takahashi, S., Yoshino, A., & Asayama, S.
  • 雑誌名: Publications of the Astronomical Society of Japan 巻: 73 ページ: 174-196
  • DOI: 10.1093/pasj/psaa113
  • 査読あり
• [雑誌論文] New Growth Mechanism of Dust Grains in Protoplanetary Disks with Magnetically Driven Disk Winds (2021)
  • 著者名/発表者名: Taki, T., Kuwabara, K., Kobayashi, H., & Suzuki, T. K.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 909 ページ: id.75
  • DOI: 10.3847/1538-4357/abd79f
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] ALMA Observation of the Protoplanetary Disk around WW Cha: Faint Double-peaked Ring and Asymmetric Structure (2021)
  • 著者名/発表者名: Kanagawa, K. D., Hashimoto, J., Muto, T., Tsukagoshi, T., Takahashi, S. Z., Hasegawa, Y., Konishi, M., Nomura, H., Liu, H. B., Dong, R., Kataoka, A., Momose, M., Ono, T., Sitko, M., Takami, M., & Tomida, K.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 909 ページ: id.212
  • DOI: 10.3847/1538-4357/abdfc5
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Scattering Polarization of 3 μm Water-ice Feature by Large Icy Grains (2021)
  • 著者名/発表者名: Tazaki, R., Murakawa, K., Muto, T., Honda, M., & Inoue, A. K.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 910 ページ: id.26
  • DOI: 10.3847/1538-4357/abdd3d
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Model of a Gap Formed by a Planet with Fast Inward Migration (2020)
  • 著者名/発表者名: Kanagawa, K. D., Nomura, H., Tsukagoshi, T., Muto, T., & Kawabe, R.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 892 ページ: id.83
  • DOI: 10.3847/1538-4357/ab781e
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Comments on 'Type II migration strikes back - an old paradigm for planet migration in discs' by Scardoni et al. (2020)
  • 著者名/発表者名: Kanagawa, K. D., & Tanaka, H.
  • 雑誌名: Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 巻: 494 ページ: 3449-3452
  • DOI: 10.1093/mnras/staa1011
  • 査読あり
• [雑誌論文] GW Ori: Interactions between a Triple-star System and Its Circumtriple Disk in Action (2020)
  • 著者名/発表者名: Bi, J., van der Marel, N., Dong, R., Muto, T., Martin, R. G., Smallwood, J. L., Hashimoto, J., Liu, H. B., Nomura, H., Hasegawa, Y., Takami, M., Konishi, M., Momose, M., Kanagawa, K. D., Kataoka, A., Ono, T., Sitko, M. L., Takahashi, S. Z., Tomida, K., & Tsukagoshi, T.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal Letters 巻: 895 ページ: id.L18
  • DOI: 10.3847/2041-8213/ab8eb4
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Sample collection from asteroid (162173) Ryugu by Hayabusa2: Implications for surface evolution (2020)
  • 著者名/発表者名: Morota, T., Sugita, S., Cho, Y., Kanamaru, M., Tatsumi, E., Sakatani, N., Honda, R., Hirata, N., Kikuchi, H., Yamada, M., Yokota, Y., Kameda, S., Matsuoka, M., Sawada, H., Honda, C., Kouyama, T., Ogawa, K., Suzuki, H., Yoshioka, K., Hayakawa, M., Kobayashi, H. (33番目)，他74名
  • 雑誌名: Science 巻: 368 ページ: 654-659
  • DOI: 10.1126/science.aaz6306
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Radial Migration of Gap-opening Planets in Protoplanetary Disks. II. The Case of a Planet Pair (2020)
  • 著者名/発表者名: Kanagawa, K. D., & Szuszkiewicz, E.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 894 ページ: id.59
  • DOI: 10.3847/1538-4357/ab862f
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] A new and simple prescription for planet orbital migration and eccentricity damping by planet-disc interactions based on dynamical friction (2020)
  • 著者名/発表者名: Ida, S., Muto, T., Matsumura, S., & Brasser, R.
  • 雑誌名: Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 巻: 494 ページ: 5666-5674
  • DOI: 10.1093/mnras/staa1073
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Super-resolution Imaging of the Protoplanetary Disk HD 142527 Using Sparse Modeling (2020)
  • 著者名/発表者名: Yamaguchi, M., Akiyama, K., Tsukagoshi, T., Muto, T., Kataoka, A., Tazaki, F., Ikeda, S., Fukagawa, M., Honma, M., & Kawabe, R.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 895 ページ: id.84
  • DOI: 10.3847/1538-4357/ab899f
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] SCExAO/CHARIS High-contrast Imaging of Spirals and Darkening Features in the HD 34700 A Protoplanetary Disk (2020)
  • 著者名/発表者名: Uyama, T., Currie, T., Christiaens, V., Bae, J., Muto, T., Takahashi, S. Z., Tazaki, R., Ygouf, M., Kasdin, J. N., Groff, T., Brandt, T. D., Chilcote, J., Hayashi, M., McElwain, M. W., Guyon, O., Lozi, J., Jovanovic, N., Martinache, F., Kudo, T., Tamura, M., 他10名
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal 巻: 900 ページ: id.135
  • DOI: 10.3847/1538-4357/aba8f6
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Is water ice an efficient facilitator for dust coagulation? (2020)
  • 著者名/発表者名: Kimura, H., Wada, K., Kobayashi, H., Senshu, H., Hirai, T., Yoshida, F., Kobayashi, M., Hong, P. K., Arai, T., Ishibashi, K., & Yamada, M.
  • 雑誌名: Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 巻: 498 ページ: 1801-1813
  • DOI: 10.1093/mnras/staa2467
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Dippers from the TESS Full-frame Images. I. Results of the First One Year Data and Discovery of a Runaway Dipper (2020)
  • 著者名/発表者名: Tajiri, T., Kawahara, H., Aizawa, M., Fujii, M. S., Hattori, K., Kasagi, Y., Kotani, T., Masuda, K., Momose, M., Muto, T., Ohsawa, R., & Takita, S.
  • 雑誌名: The Astrophysical Journal Supplement Series 巻: 251 ページ: id.18
  • DOI: 10.3847/1538-4365/abbc17
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Development of a cold chopper for TAO/MIMIZUKU (2020)
  • 著者名/発表者名: Honda, M., Kamizuka, T., Jikuya, I., Miyata, T., Kato, K., Uchida, D., Kondo, S., Michifuji, T., & Yamada, K.
  • 雑誌名: Proceedings of the SPIE 巻: 11451 ページ: id. 114514Z
  • DOI: 10.1117/12.2561926
  • 査読あり
• [雑誌論文] Early High-contrast Imaging Results with Keck/NIRC2-PWFS: The SR 21 Disk (2020)
  • 著者名/発表者名: Uyama, T., Ren, B., Mawet, D., Ruane, G., Bond, C. Z., Hashimoto, J., Liu, M. C., Muto, T., Ruffio, J.-B., Wallack, N., Baranec, C., Bowler, B. P., Choquet, E., Chun, M., Delorme, J.-R., Fogarty, K., Guyon, O., Jensen-Clem, R., Meshkat, T., Ngo, H., Wang, J. J., Wang, J., Wizinowich, P., Ygouf, M., & Zuckerman, B.
  • 雑誌名: The Astronomical Journal 巻: 160 ページ: id.283
  • DOI: 10.3847/1538-3881/abc69a
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] SPICAで探る惑星形成過程の物質進化 (2020)
  • 著者名/発表者名: 本田充彦，野村英子，野津翔太
  • 雑誌名: 天文月報 巻: 113 ページ: 774-783
  • オープンアクセス
• [学会発表] ngVLAの概要と目指すサイエンス (2021)
  • 著者名/発表者名: 百瀬宗武，伊王野大介
  • 学会等名: 日本天文学会2021年春季年会
  • 招待講演
• [学会発表] ダストアグリゲイト間衝突による成長と破壊の質量比依存性 (2021)
  • 著者名/発表者名: 長谷川 幸彦、鈴木 建、田中 秀和、小林 浩、和田 浩二
  • 学会等名: 日本天文学会2021年春季年会
• [学会発表] 超木星質量の巨大ガス惑星によって形成される原始惑星系円盤のギャップ特性とそのパラメータ依存性 (2021)
  • 著者名/発表者名: 田中 佑希, 田中秀和, 金川和弘, 谷川享行
  • 学会等名: 日本天文学会2021年春季年会
• [学会発表] 惑星形成の衝突史解明に向けた はやぶさ2のデータの重要性 (2021)
  • 著者名/発表者名: 小林浩
  • 学会等名: 「惑星形成過程とはやぶさ２探査」研究会
  • 招待講演
• [学会発表] Dust in Planet Formation (2021)
  • 著者名/発表者名: 小林浩
  • 学会等名: PERC Int'l Symposium on Dust & Parent Bodies 2021
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 惑星形成と氷微惑星の移動 (2021)
  • 著者名/発表者名: 小林浩
  • 学会等名: 第4回 新学術領域研究「水惑星学」全体会議
• [学会発表] 原始惑星重力下での原始惑星系円盤ガスの流れと小天体の衝突率 (2021)
  • 著者名/発表者名: 小林浩
  • 学会等名: 日本天文学会2021年春季年会
• [学会発表] DM Tau 周囲のリング状原始惑星系円盤における弱い非軸対称構造 (2021)
  • 著者名/発表者名: 橋本淳、武藤恭之、Ruobing Dong, Hauyu Baobab Liu, Nienke van der Marel, Logan Francis, 長谷川靖紘、塚越崇、小西美穂子、工藤智幸
  • 学会等名: 日本天文学会2021年春季年会
• [学会発表] WW Cha に付随する原始惑星系円盤のALMA観測 (2021)
  • 著者名/発表者名: 金川和弘
  • 学会等名: 日本天文学会2021年春季年会
• [学会発表] Recent progresses of the observational study on planet formation with ALMA and the future prospects including the connection with ngVLA (2020)
  • 著者名/発表者名: Munetake MOMOSE
  • 学会等名: JpGU-AGU Joint Meeting 2020
• [学会発表] ngVLAによる原始惑星系円盤観測，及びALMA観測とのシナジー (2020)
  • 著者名/発表者名: 百瀬宗武，伊王野大介
  • 学会等名: 日本天文学会2020年秋季年会
• [学会発表] ngVLAによる原始惑星系円盤観測の展望 (2020)
  • 著者名/発表者名: 百瀬宗武，伊王野大介
  • 学会等名: 日本惑星科学会2020年秋季講演会
• [学会発表] 超高空間分解能による原始惑星系円盤観測の展望 (2020)
  • 著者名/発表者名: 百瀬宗武
  • 学会等名: 宇宙電波懇談会シンポジウム2020年度「極限性能で切り開く電波天文学」
• [学会発表] 焼結したダストの正面および斜め衝突の3次元数値シミュレーション (2020)
  • 著者名/発表者名: 田中 秀和、奥住 聡、和田 浩二
  • 学会等名: JpGU-AGU Joint Meeting 2020
  • 国際学会
• [学会発表] Collisional Growth and Fragmentation of Dust Aggregates with Low to Very High Mass Ratios (2020)
  • 著者名/発表者名: 長谷川 幸彦、鈴木 建、田中 秀和、小林 浩、和田 浩二
  • 学会等名: JpGU-AGU Joint Meeting 2020
  • 国際学会
• [学会発表] 高空隙ダストの引張強度と原始惑星系円盤内での回転による破壊 (2020)
  • 著者名/発表者名: 辰馬 未沙子、片岡 章雅、田中 秀和
  • 学会等名: JpGU-AGU Joint Meeting 2020
  • 国際学会
• [学会発表] 二次元数値流体計算による巨大惑星へのガス降着モデルの検証 (2020)
  • 著者名/発表者名: 中澤 佐穂、田中 佑希、田中 秀和
  • 学会等名: JpGU-AGU Joint Meeting 2020
  • 国際学会
• [学会発表] 超木星質量の巨大ガス惑星による原始惑星系円盤へのギャップ形成 (2020)
  • 著者名/発表者名: 田中 佑希, 金川 和弘, 谷川 享行, 田中 秀和
  • 学会等名: 日本惑星科学会2020年秋季講演会
• [学会発表] ダストから惑星への直接合体成長とALMAで観測される原始惑星系円盤の進化 (2020)
  • 著者名/発表者名: 小林浩
  • 学会等名: JpGU-AGU Joint Meeting 2020
• [学会発表] Numerical Simulations of Spinup of Asteroids and the Formation of Top-Shaped Asteroids (2020)
  • 著者名/発表者名: 杉浦 圭祐、小林 浩、渡邊 誠一郎、玄田 英典、兵頭 龍樹、犬塚 修一郎
  • 学会等名: JpGU-AGU Joint Meeting 2020
• [学会発表] 原始惑星系円盤中でのダストから惑星まで一貫した直接合体成長の理論的研究 (2020)
  • 著者名/発表者名: 小林浩
  • 学会等名: 日本天文学会2020年秋季年会
• [学会発表] 原始惑星重力下での原始惑星系円盤ガスの流れと小天体の衝突率 (2020)
  • 著者名/発表者名: 岡村達弥、小林 浩
  • 学会等名: 日本惑星科学会2020年秋季講演会
• [学会発表] ダストから惑星まで直接合体成長を取り扱う統一シミュレーション (2020)
  • 著者名/発表者名: 小林浩
  • 学会等名: 日本惑星科学会2020年秋季講演会
• [学会発表] ダストから惑星まで成長を取り扱う 大統一シミュレーション (2020)
  • 著者名/発表者名: 小林浩
  • 学会等名: 2020年理論懇シンポジウム
• [学会発表] Possible TAO/MIMIZUKU science cases for planet/STAR Formation related studies (2020)
  • 著者名/発表者名: Mitsuhiko Honda
  • 学会等名: MIMIZUKU Science Meeting #5
  • 招待講演
• [学会発表] Unravelling the physical conditions for planet formation (2020)
  • 著者名/発表者名: Inga Kamp, Mitsuhiko Honda, Hideko Nomura
  • 学会等名: SPICA (virtual) Science Collaboration Meeting #4
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] Development of a cold chopper for TAO/MIMIZUKU (2020)
  • 著者名/発表者名: M. Honda, T. Kamizuka, I. Jikuya, T. Miyata, K. Kato, D. Uchida, S. Kondo, T. Michifuji, K. Yamada
  • 学会等名: SPIE Astronomical Telescopes + Instrumentation 2020 Digital Forum
  • 国際学会
• [学会発表] au スケールの円盤構造の詳細観測と感度見積もり (2020)
  • 著者名/発表者名: 武藤恭之
  • 学会等名: ngVLA サブワーキンググループ
• [学会発表] ALMA High Resolution Observations of GW Ori (2020)
  • 著者名/発表者名: Jiaqing Bi, Ruobing Dong, Takayuki Muto
  • 学会等名: JpGU-AGU Joint Meeting 2020
• [学会発表] Dippers from the TESS Full-Frame Images (2020)
  • 著者名/発表者名: Takayuki Muto
  • 学会等名: Exoplanets III
  • 国際学会
• [備考] 惑星は恒星と同時に作られていく？ --原始星円盤の形成初期に存在する惑星形成リング--
  • URL: https://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20210202_sci1.pdf
• [備考] 三つ子星の周りで見つかった、互い違いの原始惑星系円盤
  • URL: https://www.nao.ac.jp/news/science/2020/20200904-alma.html