研究課題/領域番号 |
17H01134
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
長谷川 琢哉 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (40261549)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 液体アルゴン三次元飛跡検出装置 / 物質優勢宇宙創成の謎 / レプトンのCP対称性 / ニュートリノの質量階層性 / 陽子崩壊 |
研究成果の概要 |
物質優勢宇宙創成の謎への挑戦を行うため、1,300km以上の長基線上の大深度地下に巨大液体アルゴン三次元飛跡検出装置(LAr-TPC)を建設し長基線ニュートリノ研究(レプトンのCP対称性の破れの探索とニュートリノ質量階層性の決定)と陽子崩壊現象探索研究を行うDeep Underground Neutrino Experiment(DUNE)が始動した。本研究では加速器ビームによる性能実証機能・較正機能を備えた1kt LAr-TPCを用意し、巨大LAr-TPC建設に必要とされる技術の実証がなされ、目標とする長基線ニュートリノ研究と陽子崩壊現象探索研究が十分な測定精度で達成されることが確認された。
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自由記述の分野 |
Elementary Particle Physics
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
物質優勢宇宙創成の謎への挑戦は、素粒子物理学の喫緊の課題に決着をもたらすための大切な一歩となると同時に、今後の研究の方向性にひとつの指針を与えることになる。が、それのみならず、我々の存在をも網羅する宇宙の存在の究極の姿、そしてその振る舞いに関する知見という、全人類が共有できる重要な知的財産を与えるための道筋にも指針を与える。本研究により、Deep Underground Neutrino Experiment(DUNE)によって、目標とする長基線ニュートリノ研究と陽子崩壊現象探索研究が十分な測定精度で達成されることが確認された。
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