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2019 年度 研究成果報告書

異常原子価化合物の創製と新機能の開拓-極限環境の活用-

研究課題

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研究課題/領域番号 17H01195
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 無機化学
研究機関大阪大学 (2018-2019)
東京大学 (2017)

研究代表者

石渡 晋太郎  大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (00525355)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード高圧合成 / 異常高原子価 / 遷移金属酸化物 / らせん磁性 / 巨大交差相関応答 / ペロブスカイト型酸化物
研究成果の概要

本研究では、超高圧および超高酸素圧を活用することで異常高原子価3d遷移金属イオンを内包する新規ペロブスカイト関連化合物の網羅的合成を行い、強いpd混成に起因する特異な構造・物性を数多く見いだした。特筆すべき成果としては、擬1次元構造を有する新奇ペロブスカイトPrCuO3及びその置換系の高圧合成とサイト間電荷移動に起因する金属絶縁体転移の発見、Sr1-xBaxCoO3およびSr1-xCaxCoO3における新奇らせん磁性および巨大磁気体積効果の発見、(Sr,Ba,La)FeO3における多彩なスピン・電荷秩序相の発見などが挙げられる。

自由記述の分野

固体化学、物性物理

研究成果の学術的意義や社会的意義

特異な構造と電荷分布を有するPrCuO3およびその置換系(La,Pr)CuO3、強磁性ーらせん磁性転移を示す(Sr,Ba,Ca)CoO3、新奇なトポロジカルらせん磁性を示すSrFeO3とその置換系(Sr,Ba,La)FeO3、というペロブスカイト型構造を有する3種類の新規異常高原子価遷移金属酸化物群の高圧合成と新物性探索を進めたことは、強相関物質科学及び高圧物質科学の基礎学理構築に大きな寄与をもたらしたと言える。また、立方晶ペロブスカイト(Sr,Ba)CoO3における巨大磁気体積効果の発見は、新たな高性能センサ材料や磁気アクチュエータへの応用展開が期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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