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2020 年度 研究成果報告書

高機能性マイクロジェットの生成法確立と医工学利用基盤の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 17H01246
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 流体工学
研究機関東京農工大学

研究代表者

田川 義之  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70700011)

研究分担者 長津 雄一郎  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60372538)
安藤 景太  慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30639018)
田中 あかね  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (80418673)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードマイクロジェット / 医工学応用 / 高粘度液体吐出 / 無針注射 / 非ニュートン流体 / キャビテーション
研究成果の概要

本研究の独自技術により生成した高速マイクロジェットは,ラット皮膚を貫通し,注入から5分後には皮下組織へ液体が拡散することを実験的に明らかにし,国際雑誌へ論文発表した.この成果は無針注射器の臨床実験に向けた大きな一歩である.
また,高粘度ジェット生成手法について国際雑誌に論文を発表し,特許を取得した.この特許はJSTから外国特許出願支援対象に採択され,日本発の特許技術として期待されている.非ニュートン流体のジェット,ミクロな流体ジェット生成にも成功し,次世代印刷技術のコア技術として複数の学会賞を受賞した.

自由記述の分野

流体工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本マイクロジェットはマイクロ流体現象として卓越した慣性力を有するという力学的特色をもち,関連論文は国際的学際誌や流体分野のトップジャーナルに継続的に掲載された.学術的意義が世界的に認められている.また,インクジェットプリンタに,機構が簡易な本マイクロジェット生成装置を組み込むことによりAdditive manufacturingなど世界をリードする我が国の次世代ものづくり産業への貢献が見込まれる.さらに我が国が最先端を担う再生医療分野におけるバイオプリンタなど,画期的な医学的技術創成につながることが期待される.我が国の技術力確保の観点において本研究の意義は大きい.

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公開日: 2022-01-27  

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