2020 年度研究成果報告書

エネルギー収支に基づくシンチレータとドシメータの実験的な統合

研究課題

研究課題/領域番号	17H01375
研究種目	基盤研究(A)
配分区分	補助金
応募区分	一般
研究分野	原子力学
研究機関	奈良先端科学技術大学院大学
研究代表者	柳田健之奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (20517669)
研究期間 (年度)	2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード	シンチレータ / ドシメータ
研究成果の概要	エネルギー収支に基づくシンチレータとドシメータ材料における発光強度の反相関関係に関して、研究開始前はシンチレーションと蓄積蛍光の関係を調べ、仮説を検証するのみであったが、光音響の結果も加える事で、シンチレーションや蓄積蛍光に変換されていないエネルギーは、熱として消費されている事を様々な材料で明らかにした。
自由記述の分野	放射線計測工学
研究成果の学術的意義や社会的意義	従来、シンチレータとドシメータは別々な現象として取り扱われ、別々のコミュニティで発展してきたが、これらはエネルギー保存という基礎的な物理法則の下で、統一的に扱える可能性がある事を示した。特に光に変換されていないエネルギーは、熱に変換されている事を定性的に示した。