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2020 年度 研究成果報告書

新しいイメージング技術による神経伝達物質受容体の多様性の理解

研究課題

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研究課題/領域番号 17H01378
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 神経生理学・神経科学一般
研究機関東北大学

研究代表者

谷本 拓  東北大学, 生命科学研究科, 教授 (70714955)

研究分担者 近藤 周  国立遺伝学研究所, 遺伝メカニズム研究系, 助教 (90408401)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード遺伝学
研究成果の概要

ひとつの神経伝達物質には機能の異なる複数の受容体が存在する。神経回路の機能を理解するためには、個々の神経の接続部位において、神経伝達物質受容体の発現と局在を明らかにすることが不可欠である。本研究ではショウジョウバエをモデルに、75種類に及ぶ神経伝達物質の受容体遺伝子について発現分布を網羅的に可視化し、ショウジョウバエ脳の「受容体発現地図」を構築した。また、記憶やナビゲーションなどの「高次機能」を司る高次中枢では、他の脳領域と比べて異なる受容体発現特性を持つことが明らかとなった。

自由記述の分野

神経行動学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で確立したトランスジェニックショウジョウバエ系統リソースは、神経情報伝達システムの解析に留まらず、様々な用途で広く活用することができる。ショウジョウバエの神経伝達物質受容体の構造と機能は、ヒトを含む他の動物種でも保存されており、生理機能の制御を種間比較するうえでの良いレファレンスとなる。本成果は、薬剤の標的細胞への選択的な輸送メカニズムを明らかにする糸口を提供するものであり、神経細胞間の接続における情報処理の理解が進むことが期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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