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2020 年度 研究成果報告書

マングローブ林保全のためのグローバル景観ゲノミクス

研究課題

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研究課題/領域番号 17H01414
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物資源保全学
研究機関琉球大学

研究代表者

梶田 忠  琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 教授 (80301117)

研究分担者 岩崎 貴也  神奈川大学, 理学部, 助教 (10636179)
津田 吉晃  筑波大学, 生命環境系, 准教授 (40769270)
高山 浩司  京都大学, 理学研究科, 准教授 (60647478)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード生物多様性保全 / 自然現象観測・予測 / ゲノム解析 / マングローブ
研究成果の概要

全世界の熱帯・亜熱帯の海岸域に分布するマングローブ林は、比較的少数の種が広域に分布することで成立している。マングローブ林の破壊が世界各地で進行する中、マングローブ林構成種が、過去の気候変動や環境の変化を経て、現在の分布域を形成してきたのかは、マングローブ林の保全に指針を与えると期待される。そこで、種内の遺伝的変異の空間分布に注目して景観ゲノミクス研究を行った。国際研究ネットワークを構築して、研究を実施したところ、数種の広域分布種について、分布域内での遺伝的変異の空間分布と形成過程、過去の集団の拡大・縮小の歴史、適応遺伝子の地理的分布などが明らかになり、今後の保全を検討する上での指針が得られた。

自由記述の分野

マングローブ学、保全生物学、植物系統地理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、アメリカヒルギ等のマングローブ林主要構成種に加え、ハマアズキ等、マングローブ植物と同様に広域分布する海流散布種(関連種)について、分布域を広く網羅するような地域集団からゲノムデータを取得することができた。また、得られたデータを解析することで、広域分布するマングローブ植物及び関連種の、分布域内での詳細な遺伝的変異の地理的分布パターンとその形成過程と、地域集団ごとの拡大・縮小の歴史、地域ごとの適応候補遺伝子等が明らかになった。これらのデータは海流散布を経て世界に広がった植物の分布域の形成過程を明らかにしただけで無く、今後のマングローブ林の保全について指針を与えるものとなった。

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公開日: 2022-01-27  

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