研究課題/領域番号 |
17H01452
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然人類学
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研究機関 | 東京大学 (2018-2019) 慶應義塾大学 (2017) |
研究代表者 |
荻原 直道 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (70324605)
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研究分担者 |
中務 真人 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
諏訪 元 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (50206596)
平崎 鋭矢 京都大学, 霊長類研究所, 准教授 (70252567)
名倉 武雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任教授 (90306746)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 生体機構 / シミュレーション / 筋骨格モデル / 猿人 |
研究成果の概要 |
本研究では、初期人類の筋骨格シミュレーションモデルを構築し、それに基づいて直立二足歩行の生体力学的復元を行い、ヒトの二足歩行の進化過程における運動学的変化の特徴を抽出することを通して、ヒトの常習的直立二足歩行の進化を明らかにすることを試みた。その結果、初期人類の二足歩行と力学特性の定量的分析を行うための運動学的・生体力学的基盤を整備し、直立二足歩行の起源と進化的変遷について論理的に議論・検証することが可能となった。
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自由記述の分野 |
人類学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
直立二足歩行の獲得は、ヒトの最も根源的な生物学的特徴であり、その進化プロセスを明らかにすることは、人類の進化、つまり我々ヒトという特殊な生物の由来と成り立ちを理解する上で必要不可欠である。全人類の行く末を地球全体で考え、地球規模で様々な問題に対処するための学術基盤として極めて重要な意義を持つ。また、ヒトの直立二足歩行の本質的理解は、整形外科学、リハビリテーション、人間工学、スポーツ科学、ロボット工学、神経科学など、歩行運動とその制御に関わる多くの分野へ価値ある知見を提供する。
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