応募者らが発見した直鎖状ユビキチン鎖はNF-kappaB活性化、プログラム細胞死抑制に寄与することが知られている刺激伝達系として世界的に認知されるに至っている。直鎖状ユビキチン鎖は3種のサブユニットから構成されるLUBACユビキチンリガーゼによってのみ生成され、LUBACの機能亢進、低下がヒトの含、自己炎症性疾患+免疫不全の発症に関与することが報告されるなど、臨床的にも注目を集めている。LUBACサブユニットのコンディショナル KO、Tgマウスを作出しているメリットを活かし、遺伝学的アプローチなどを用いて個体レベルでの直鎖状ユビキチン鎖、LUBACの生理的、病理的役割と新機能の同定を進めた。
平成29年5月31日付けで基盤研究(S)が交付内定されたため、本基盤研究(A)は廃止となった、本研究で施行する予定の研究の多くは基盤研究(S)の枠組みで継続する予定である。
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