• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

強度別身体活動と末梢血DNAメチル化および結腸癌・乳癌リスクに関するコホート研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17H01554
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 疫学・予防医学
研究機関佐賀大学

研究代表者

田中 恵太郎  佐賀大学, 医学部, 教授 (50217022)

研究分担者 原 めぐみ  佐賀大学, 医学部, 准教授 (90336115)
西田 裕一郎  佐賀大学, 医学部, 講師 (50530185)
大桃 秀樹  岩手医科大学, いわて東北メディカル・メガバンク機構, 特命講師 (90453406)
島ノ江 千里  佐賀大学, 医学部, 特任准教授 (10734064)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードDNAメチル化 / 身体活動 / 結腸癌 / 乳癌 / コホート研究
研究成果の概要

佐賀市民約1万2千人のコホート研究に基づいて、加速度計で計測した身体活動と関連する末梢血DNAメチル化(約44万ヶ所)を網羅的に探索した。また、身体活動と結腸癌・乳癌の関連を検討し、その関連にDNAメチル化が介在しているかを検討した。網羅的探索でcg07030336(VTI1A・ZDHHC6遺伝子)が身体活動と有意な正の関連を示し、このメチル化は血中CRP・サイトカインと多彩な相関を示した。身体活動と結腸癌の関連は見られなかったが、高強度身体活動(6メッツ以上)と乳癌の有意な負の関連が示された。しかし、cg07030336は結腸癌・乳癌と有意な関連を示さず、上記の介在的役割は示されなかった。

自由記述の分野

疫学、予防医学、公衆衛生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義としては、加速度計で客観的に測定された身体活動と関連する末梢血DNAメチル化としてcg07030336(VTI1A;ZDHHC6遺伝子)を初めて同定した点である。このメチル化は血中炎症マーカーと多彩な相関を示し(CRP、IL-4、IL-5などと負の相関、IL-6、IL-8、IL-15などと正の相関)、今回結腸癌・乳癌との関連は同定できなかったが、他の炎症性疾患との関連に介在する可能性がある。社会的意義としては、高強度身体活動(6メッツ以上)と乳癌の間に予防的関連が観察された事が挙げられ、現在わが国で女性にもっとも多い乳癌の予防の観点から重要な知見が得られた。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi