研究課題/領域番号 |
17H01558
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
横手 幸太郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (20312944)
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研究分担者 |
竹本 稔 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任教授 (60447307)
前澤 善朗 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (80436443)
清水 孝彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (40301791)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 早老症 / ウェルナー症候群 / 動脈硬化 / マーモセット |
研究成果の概要 |
ウェルナー症候群は本邦に多く、思春期以降に白髪、白内障、糖尿病、動脈硬化や悪性腫瘍などの老化関連疾患をきたす早老症である。本研究では様々な細胞や実験動物を用いてその病態解明に取り組み、今までにウェルナー症候群iPS細胞から間葉系幹細胞、脂肪、血管などに分化させると慢性炎症や早期老化徴候が認められること、Wrn KOマウスはヒトと異なり表現型を有さないが、同一ファミリーの遺伝子とのダブルノックアウトにより肥満、耐糖能異常を来たすことなどが判明した。この研究をさらに推進することで、一般老化と早老症に共通する機序の解明につながることが期待される。
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自由記述の分野 |
糖尿病、代謝、内分泌、老年医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Werner症候群は遺伝子病であり現時点で根本的な治療法がない。このため、本疾患の患者は早発する動脈硬化や、悪性腫瘍、極めて強い痛みを伴う難治性皮膚潰瘍に苦しんでいる。本研究により早期老化の機序が解明されれば、新規治療法開発につながる可能性がある。また、Werner症候群の老化徴候は一般老化と共通点が多く、糖尿病や動脈硬化、癌など一般的な老化関連疾患のメカニズム解明にも資する知見が得られることが期待される。
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