研究課題/領域番号 |
17H01626
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
岩崎 えり奈 上智大学, 外国語学部, 教授 (20436744)
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研究分担者 |
長澤 榮治 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (00272493)
辻村 真貴 筑波大学, 生命環境系, 教授 (10273301)
近藤 昭彦 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 教授 (30201495)
松岡 延浩 千葉大学, 大学院園芸学研究科, 教授 (80212215)
木村 玲二 鳥取大学, 乾燥地研究センター, 准教授 (80315457)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 地下水 / 灌漑 / 持続可能性 / ヌビア帯水層 / エジプト / リモートセンシング |
研究実績の概要 |
本研究は、ヌビア帯水層に位置するエジプト西部(リビア)砂漠のダハラ・オアシスを主な研究対象地とし、日本人研究者とエジプト研究協力機関・研究者との学際的な共同研究として行うことを特色とする。2019年度の主な研究活動としては、①国立リモートセンシング空間科学研究所のエジプト人研究者とともにダハラオアシスに赴き、パイロット灌漑区域の水利用・分配・管理調査、パイロット灌漑地区の水路地図作成、実験圃場に設置した観測ステーションでのデータ収集等の現地調査(2019年4月、9月)、②地下水構造の調査(2019年9月と2020年2月)、③農民との意見交換会を2020年2月に実施したほか、地元の古老に聞き取り調査を行った。 日本においては、衛星画像のリモートセンシング解析に向けて近藤昭彦千葉大学教授が中心になり作業を行ったほか、2019年11月15日に上智大学において公開連続講演会「環境と人間 地球規模・中東北アフリカ・日本」を開催し、研究の社会的還元に努めた。 今年度は国際的な場での研究成果発表も積極的に行った。①2019年チュニジア-日本 文化・科学・技術学術会議 (2019年11月30日、チュニジア・スース大学)、②2019 KAMES International Conferenceにて研究成果の一部を報告したほか、③アスワン大学(エジプト)においてセミナー企画(2019年9月12日)、④6th International Workshop for Enhancement of Egypt-Japan Joint Research Projects in Egypt(2019年12月23日 於NARSS カイロ・エジプト)においてセッションを組み研究成果を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査対象地をダハラオアシスに絞った結果、地下水と砂漠の開発、井戸揚水と水配分などに関して研究成果を得ることができた。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度は本科研の最終年度に当たる。収集したデータ・情報の整理と補足調査などを行い、研究成果をとりまとめることを予定している。
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