研究分担者 |
田辺 繁治 国立民族学博物館, その他部局等, 名誉教授 (00045262)
久保 忠行 大妻女子大学, 比較文化学部, 准教授 (10723827)
斎藤 紋子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 研究員 (20512411)
古谷 伸子 大谷大学, 社会学部, 講師 (20514326)
中田 友子 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (50508398)
高城 玲 神奈川大学, 経営学部, 教授 (60414041)
土佐 桂子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (90283853)
阿部 利洋 大谷大学, 社会学部, 教授 (90410969)
|
研究実績の概要 |
本研究は、研究代表者・研究分担者9 名が、次のような調査を行った。阿部は、「カンボジアにおける反土地コンセッション運動のレパートリー」、中田は「南ラオスのゴム・プランテーション開発と村落コミュニティの変化」、古谷は「東北タイにおける複合農業・森林再生のコミュニティ運動」、久保は「権力関係の再編とコミュニティ運動:ビルマ(ミャンマー)カヤー州での民族言語の教育」、高城は「北タイにおけるラジオ・メディアと新たなコミュニティ運動」、西井「タイの民主化運動の行く末―森に入った人々とコミュニティ運動」、斎藤が「ミャンマーのムスリムコミュニティについて」、土佐が「ダンマスクール(仏教日曜学校)運動」、田辺が「北タイ行者の(非)近代的な仏教コミュニティ運動」をテーマとして、それぞれタイ、ラオス、ミャンマーを中心とした東南アジア大陸部の各国でコロナ状況化で中断していた臨地調査を3年ぶりに実施した。そこでは、研究代表者及び研究分担者がそれぞれのミクロなフィールドの現場における権力布置の実態把握を、いかにマクロな分析につなげることができるのかについて、留意しつつフ行ったィールドワークの知見をもちより、ミクロ‐マクロ両面から東南アジア全般の権力状況の理解を深めた。また、今年度はこれまでの調査データをとりまとめて、本研究の成果論集を、NISHII, Ryoko and TANABE, Shigeharu (eds.) Community Movements in Southeast Asia: An Anthropological Perspective of Assemblages. (2022-03, Chaing Mai: Silkworm books)として刊行した。
|