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2022 年度 研究成果報告書

グローバル化における権力編成の変動と新たなコミュニティ運動―東南アジア大陸部から

研究課題

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研究課題/領域番号 17H01648
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関東京外国語大学

研究代表者

西井 凉子  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20262214)

研究分担者 田辺 繁治  国立民族学博物館, その他部局等, 名誉教授 (00045262)
久保 忠行  大妻女子大学, 比較文化学部, 准教授 (10723827)
斎藤 紋子  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 研究員 (20512411)
古谷 伸子  大谷大学, 社会学部, 講師 (20514326)
中田 友子  神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (50508398)
高城 玲  神奈川大学, 経営学部, 教授 (60414041)
土佐 桂子  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (90283853)
阿部 利洋  大谷大学, 社会学部, 教授 (90410969)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードコミュニティ運動 / 東南アジア / 共同性 / アセンブレッジ
研究成果の概要

本研究は、研究代表者・研究分担者9 名が、カンボジア、ラオス、タイ、ビルマ(ミャンマー)を中心とした東南アジア大陸部の各国でコロナ状況での中断をを挟んで臨地調査を実施し、ミクロなフィールドの現場における権力布置の実態把握を、いかにマクロな分析につなげることができるのかについて、ミクロ‐マクロ両面から東南アジア全般の権力状況の分析を行った。最終年度には、これまでの調査データをとりまとめて、本研究の成果論集を、Community Movements in Southeast Asia: An Anthropological Perspective of Assemblagesとして刊行した。

自由記述の分野

文化人類学、東南アジア地域研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、現在大きな転換期を迎えている東南アジア大陸部の社会の現状を、マクロな視点からはみえにくい人びとの日常生活の中から明らかにするもので、国家に翻弄される人びとの現実によりそって東南アジア社会の理解を深める社会的意義を有する。また、本研究で着目する危機的状況は、政治的、経済的危機のみならず、人びとの日常に浸透する不確実性の感覚を含めて、個の行為・実践レベルで変化が要請されるような状況をさす。こうした個における実践が社会運動へとつながり、共同性が生成されていく具体的プロセスをフィールドワークによって把握することで、ミクロとマクロをつないで、人間の共同性に新たな視座を提示する理論的意義をもつ。

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公開日: 2024-01-30  

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