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2019 年度 研究成果報告書

無人小型飛行機によるエチオピア・アファール凹地、プレート拡大軸域の磁気異常解析

研究課題

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研究課題/領域番号 17H01665
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 地質学
研究機関富山大学 (2018-2019)
京都大学 (2017)

研究代表者

石川 尚人  富山大学, 学術研究部都市デザイン学系, 教授 (30202964)

研究分担者 東野 伸一郎  九州大学, 工学研究院, 准教授 (40243901)
吉村 令慧  京都大学, 防災研究所, 准教授 (50346061)
望月 伸竜  熊本大学, 大学院先導機構, 准教授 (60422549)
加々島 慎一  山形大学, 理学部, 准教授 (70361243)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードプレート拡大境界 / 海洋底拡大軸 / 磁気異常 / 無人小型飛行機 / 磁気探査 / MT探査 / 古地磁気
研究成果の概要

エチオピア・アファール凹地において、無人小型飛行機による航空磁気探査を行い、Dubbahu Riftでは近年起こった拡大現象に伴い地下に貫入した岩脈の存在を示唆する磁気異常を、幅約50kmのTendaho Grabenでは長波長の正負の磁気異常を検出した。MT・磁気探査結果から、Tendaho Grabenの中央部には低比抵抗域(高熱源域)を非磁化領域として含む幅10kmの正帯磁領域が逆帯磁領域に挟まれてあることが推定され、過去78万年間に約1.3cm/年での拡大現象が起きたことが示唆された。その拡大に伴い地表では幅40kmの範囲で溶岩の流出があったことが溶岩流の古地磁気解析からわかった。

自由記述の分野

地質学

研究成果の学術的意義や社会的意義

アジスアベバ大学とエチオピア政府機関の協力により、無人小型飛行による航空磁気探査を国際共同研究として実施することができた。無人飛行機の科学的な調査への活用はエチオピア 初とのことである。地形的に地上での広域的な探査が難しい地域に対して、非常に暑い気象条件のもとでも無人飛行機による磁気探査が実現でき、今後、本地域ならびに同様な地域での無人飛行機の活用の有用性が示された。海洋底拡大現象が地上で起こっていると考えられているアファール 凹地において、陸上での直接的な探査により、地下の電磁気学的構造を明らかにでき、採取試料からの情報も踏まえて、プレート拡大現象の様相の一端を示すことができた。

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公開日: 2021-02-19  

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