研究分担者 |
河瀬 眞琴 東京農業大学, 農学部, 教授 (00192550)
内山 愉太 名古屋大学, 環境学研究科, 特任講師 (00710766)
山崎 福容 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 遺伝資源センター, 研究員 (00793514)
松井 健一 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (50505443)
香坂 玲 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50509338)
Matthews Peter 国立民族学博物館, 超域フィールド科学研究部, 教授 (70281590)
山本 伸一 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 本部, 上級研究員 (70370690)
西川 芳昭 龍谷大学, 経済学部, 教授 (80290641)
入江 憲治 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (90408659)
|
今後の研究の推進方策 |
本課題終了までに必須とされる未踏調査地域の実施可能性を現地機関と調整し, 現地主務省や現地の公的地権者等との内諾を年度早々に得る. COVID-19の懸案はあるが, 研究代表者と河瀬で, 未踏地域の調査を行い, これまでの研究成果としての情報集積の方策の試行確認を行いつつ, 未知の情報の収集に努める. また, 2020年11月にミャンマーでの国政選挙があるため, この時期前後は避ける必要がある. 2021年1月を目標として, 未踏地域のミャンマー最北部インド国境のSagaing地方域のNanyun県方面を調査する. このための準備での現地訪問を8月あるいは9月に行う. 入境が容易でなかったKayah州東部及び南部も, 補足的に調査する. 紛争帯漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にて主体調査する. 個別サブグループとして, 文献調査, フィールド調査及び情報の検証の研究グループを形成し,連係研究者と海外共同研究者の協力を得る. 1)在来作物種の遺伝的多様性評価及び分類:2)言語や文化観点からの遺伝資源利用評価:3)社会経済的観点からの種や品種の利用と農民の権利研究:4)民族・少数民族権利・人類学的研究:5) 政治及び社会動態との関連の評価:6) 総合的な情報化となる. 治安事情は変動するので, 現地協力機関と緊密に連絡を取り, 国際機関等の勧告を得て, 常に安全を確保し, 現地調査を実施する. 1)-6)のサブグループ横断型の調査チームの構成を検討する. これまでに収集した遺伝資源の整理を, 栽培,増殖及び分類評価等を行う. このために, 補助員を雇用する. 最終の集会を年度末に実施する.
|