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2021 年度 研究成果報告書

政治的及び地理的に隔離された少数民族独自生存圏での植物遺伝資源及び伝統知の賦存

研究課題

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研究課題/領域番号 17H01682
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 環境農学(含ランドスケープ科学)
研究機関筑波大学

研究代表者

渡邉 和男  筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)

研究分担者 河瀬 眞琴  東京農業大学, 農学部, 教授 (00192550)
内山 愉太  名古屋大学, 環境学研究科, 特任講師 (00710766)
山崎 福容  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 遺伝資源研究センター, 研究員 (00793514)
松井 健一  筑波大学, 生命環境系, 准教授 (50505443)
香坂 玲  名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50509338)
Matthews Peter  国立民族学博物館, 超域フィールド科学研究部, 教授 (70281590)
山本 伸一  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 遺伝資源研究センター, 上級研究員 (70370690)
西川 芳昭  龍谷大学, 経済学部, 教授 (80290641)
入江 憲治  東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (90408659)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード在来遺伝資源 / 生物多様性 / 持続的利用 / 民俗学 / 作物 / 栄養と健康 / 農村振興
研究成果の概要

紛争漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にての農業食料遺伝資源の賦存と利用調査が主体であった. ミャンマーと隣国国境を主体に, 2021年3月まで調査した. 紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られたが, 今後は不明である. 収集遺伝資源は適正な手続きを経て日本に導入維持され, 多様性や利用価値評価を継続している. 各年の毎度の探索調査については, 報告許可を現地から得たものについては, 農研機構の植物探索調査報告書や個別論文に発表した.

自由記述の分野

遺伝資源科学、バイオディプロマシー

研究成果の学術的意義や社会的意義

紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られた. 民族独自の情報が収集され電子化の方策が見出された. 緊急食料支援と農業復興のために, 海外からの作物種苗の流入が, 緬国で顕著となった場合, 今後は在来遺伝資源が激減する可能性も否定できないことが見出された. 日本に分譲を受けた収集遺伝資源は, 唯一の存在となる可能性があり, 緬国の復興支援のためのrepatriationを見据える必要も考えられた.

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公開日: 2023-01-30  

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