研究実績の概要 |
タグ付けの新規性の生成率が、ユーザーのサイズの増加とともにどのように変化しているか、を計算し、i) ユーザーの集団の均一性が増すこと。ii)タグの使用頻度の分布関数の近さでユーザーどうしの距離を測る。これをもちいてネットワークをかいてあげると、がコアと周辺構造を取ることが見えた。iii) 新奇なタグを生成しているのは、この周辺部分と、コアの部分の中では、大きなクリーク(ネットワークのすべての要素がお互いに結ばれている構造)ほど、新奇生成率が高いことが示された。これらは、以下の論文にて公表した。Takashi Ikegami, Yoh-ichi Mototake, Shintaro Kobori, Mizuki Oka, Yasuhiro Hashimoto: Life as an emergent phenomenon: studies from a large-scale boid simulation and web data, Phil.Roy.Soc.,375, pp.1-15, 2017. Hashimoto, Y., Ikegami, T. Novelty production in tagging crowds, The 2nd International Symposium on Swarm Behavior and Bio-Inspired Robotics(SWARM 2017), pp.311-312.
これらの事実はユーザーの集団サイズが大きくなると、自発的に構造が生まれ、新奇タグ生成率が棲み分けてくることであり、興味深い結果といえる。
|