今後の研究の推進方策 |
研究計画2年目にあたる平成30年度は、初年度に組み立てたレーザー誘起プラズマ発光分析装置を用いて、アルミニウム合金素材の品番別分析を行うため、それら素材に含まれる微量添加合金元素、Mn, Mg, Cu, Fe, Si等の発光スペクトルの詳細測定、定量分析を確立する。アルミニウム合金は、品番により合金元素の種類や含有量が異なることから、高精度で定量された合金元素の分析値が品番選別の決定指標となる。 さらに、アルミニウム素材中に含まれる非金属介在物、金属間化合物析出物の3次元分布解析を行うためのレーザー走査条件等を検討して、空間分解能の最適化を行う。
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