• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

世界初、パームリサイクルきのこが創るグローバルな環境保全型食料生産システムの構築

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17H01923
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 持続可能システム
研究機関鹿児島工業高等専門学校

研究代表者

山内 正仁  鹿児島工業高等専門学校, 都市環境デザイン工学科, 教授 (40239843)

研究分担者 樗木 直也  鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 准教授 (60244266)
中西 良孝  鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 教授 (30198147)
上村 繁樹  木更津工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (60300539)
原 啓文  長岡技術科学大学, 学内共同利用施設等, 客員研究員 (80511071)
坂元 真理子  鹿児島工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (60370061)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワードパームバイオマス / 資源循環 / 食用きのこ / 家畜飼料 / 堆肥化 / 作物栽培
研究成果の概要

本研究では、まずパームバイオマス(以下、PB)を用いてヒマラヤヒラタケ栽培試験を実施し、子実体の収量性、品質からPBは培地材料にできることを明らかにした。次にPB廃菌床10%を含む発酵TMR飼料を調製し、山羊を用いたin vivo消化試験を行った。対照区(廃菌床0%区)のTDN含量と有意差がなく、家畜への給与が可能なことがわかった。最後にPB廃菌床を給餌した山羊の糞で堆肥を調製後、コマツナ栽培試験を実施し,対照区と生育に有意差がないことを確認した。以上の結果から、パーム産業、きのこ産業及び農畜産業がコラボしたUp Cycle型の産業共生システムが構築できた。

自由記述の分野

環境工学 廃棄物工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではDown Cycleが主であったパームバイオマスの利用を見直し、食用きのこの生理的特性を活用して、きのこ(低カリウム廃菌床)→低カリウム家畜飼料(排泄物)→作物(堆肥)へとUp Cycleを実現し、異種産業のコラボによる持続可能な環境低負荷型食料循環産業共生システムを構築した。加えて、本システムの生産物はハラル社会に適合していることを確認しており、限りある資源の有効活用に必要な研究を行う環境学分野と社会科学分野の融合を図ることができた。さらにUp Cycle型食料供給システムを日本発の独自の技術として東南アジア(マレーシア、インドネシア)に、研究協力機関を通じて発信できた。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi