研究実績の概要 |
7月に、タイのスコタイ地域において、国立ナレスアン大学の協力の下、タイの農村住宅および郊外住宅を中心に、立ち入りの実測調査および住民へのヒアリング調査を実施した。伝統的な高床式住宅、地床型でコンクリート造のモダン住宅、および中間形態のセミモダン住宅の類型化を行い、住宅様式、居住場所選択、滞在時間、エネルギー利用状況等について詳細な情報収集をおこなった。 10月以降においては、前年に実施したベトナムにおける実地調査の結果に基づいて、大規模な社会調査を準備し、2019年2月にベトナム・ダナン市において低環境負荷型のライフスタイルに関する社会調査を国立ダナン大学の協力の下、実施した。都心部および郊外農村部の居住世帯を対象に、それぞれ56世帯、および54世帯から回答を得た。 社会調査結果については3月に回収したので、2019年度において分析を行う。 研究成果としては、Phan Hoang. T. T., and Kato, T. (2018) Development and promotion of solid waste management education in elementary schools using the Japanese model: Case study in Da Nang, Vietnam. The 10th Asia-Pacific Landfill Symposium (APLAS 2018), pp. 53-62, November 24-26, 2018, Meisei University, Tokyo, Japan.および北部タイ・スコータイの住居における近代化の実態に関する調査研究、向島朋香、井上朝雄、近藤加代子、木山浩平、日本建築学会九州支部研究報告第58号pp.101-104その他に環境学会等に発表した。
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