| 研究課題/領域番号 |
17H01943
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| 研究機関 | 九州大学 |
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研究代表者 |
近藤 加代子 九州大学, 芸術工学研究院, 教授 (70221984)
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| 研究分担者 |
加藤 尊秋 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (20293079)
包清 博之 九州大学, 芸術工学研究院, 教授 (60161171)
井上 朝雄 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (70380714)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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| キーワード | 低炭素 / タイ / ベトナム / 熱帯 / エアコン / ライフスタイル / 住宅 |
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| 研究実績の概要 |
タイおよびベトナムにおいて、実施してきた調査結果に基づいて、データの分析を行った。コロナの影響で予定していた国際集会が中止となったので、代わりに、国際的な大規模アンケート調査を実施して、この間得られた研究成果の検証を行った。タイ、ベトナム、中国の熱帯地方で、各500実施した。
その結果、研究結果はほぼ追認された。タイでは屋外滞在を嗜好する人々が、ベトナムよりも多くいる。これは伝統的な住宅が、チャーンやラビアン、さらにポロティ（タイトゥーン）などの屋外滞在を重んじてきたためと考えられる。ベトナムでは室内のリビング滞在がタイよりも多かった。これは伝統的家屋において、リビングの開放性が大きく、そこでの滞在が朱とされてきたことによると考えられる。
家屋が近代化していく過程で、タイではチャーンやラビアン、タイトゥーンなどがなくなって行っており、室内滞在へとうつる傾向がある。他方で庭滞在や庇の下の滞在などがある。室内滞在では、エアコンへの依存が高まる傾向が見られた。
他方でベトナムでは、近代化の過程で、室内の通気を高める形で、開放的なリビングとリビング階段の設置が多く見られる。そのためにリビングへのエアコンの設置は少ないし、エアコンの利用も少ない。
幸福で見ると、タイでは屋外滞在、ベトナムではリビング滞在の幸福度が高かった。それらの場所は、コミュニケーションの場所でもある。開かれたコミュニケーションの場所は、エアコンに頼らずに、近隣とのおつきあいをはぐくめる場所でもあり、人々の幸福度を高める。
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| 現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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| 今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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