研究課題
基盤研究(B)
2011年3月11日に発生した東日本大震災や,2012年7月から施工される再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)を受け,風力発電に大きな注目が集まっている.本研究では,非定常乱流場の解析が可能な流体工学CFDモデルRIAM-COMPACTを用いて,複雑地形上の風況解析を実施し,乱流が風車に影響を与えるメカニズムを明らかにした.さらに,風車相互の干渉でウィンドファーム全体の発電電力量が低下しないよう,その離隔距離を決めることは極めて重要である.
風工学
一連の研究成果に基づいて、地形性乱流が大型風車のブレードに与える2種類の新しい定量化指標を提案することに成功しました。この指標を有効に活用することで、風車の「重大事故」を未然に防ぎ、洋上および陸上の大規模風力発電の適切な普及・拡大に大きく貢献することが期待されます。