研究課題/領域番号 |
17H02066
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研究機関 | 国立研究開発法人防災科学技術研究所 |
研究代表者 |
山崎 文雄 国立研究開発法人防災科学技術研究所, 災害過程研究部門, 主幹研究員 (50220322)
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研究分担者 |
劉 ウェン 千葉大学, 大学院工学研究院, 助教 (60733128)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | リモートセンシング / 合成開口レーダ / 地震被害 / 風水害 / 地盤災害 |
研究実績の概要 |
平成30年度までに得られた結果をもとにして,以下の2項目に関して研究を実施した. 1.建物・橋梁の被害把握: 2016年熊本地震,2018年北海道胆振東部地震などの地震による建物や橋梁の被害を災害発生後の1時期の衛星SAR画像から抽出する検討を継続した.事前情報として光学センサ衛星画像,航空写真,GISデータデータなどを利用した.また,熊本地震と2011年東北地方太平洋沖地震に関して,1時期の航空機SAR画像に基づく建物と橋梁の被害抽出を継続した. 2.水害・地盤災害の把握:2018年西日本豪雨による浸水域の把握,および2018年北海道胆振東部地震による地盤災害の把握を継続した.浸水域の把握に関しては,事前の数値標高データ(DEM)を導入することで,2時期SAR画像から抽出された浸水範囲の妥当性を現地調査データなどと比較して照査するともに,事前SAR画像が存在しない場合の抽出精度を検討した.地盤災害の把握に関しては,DEMとSAR後方散乱係数の変化およびコヒーレンスを照査し,事前画像の有無による影響を評価した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほぼ予定通り進捗している.過去の地震に対する建物・橋梁および地盤災害の被害把握が進んだのみならず,令和元年度は台風災害が多く発生し,新たにその被害調査を実施するとともに,SAR画像データを入手し即時的な解析を行った.
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今後の研究の推進方策 |
最終年度は,令和元年の台風19号などの研究成果を論文にまとめる予定である.
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