研究課題
前年度までの基礎検討で、既製品の化合物同士をアビジンビオチン結合で結合させて細胞修飾を行ったが、細胞が凝集する傾向が強かった。そこで脂肪酸に糖鎖Xを直接結合させた糖鎖脂質誘導体Yを作成して細胞修飾し、蛍光色素でラベルした。条件等を行ったが、糖鎖脂質誘導体Yのみでの修飾では細胞生存率は問題なかったが、蛍光色素でラベルすると単独でも細胞生存率が不良で、糖鎖脂質誘導体Yでの修飾と蛍光色素のラベルを併用するとさらに細胞障害性が強く、ヌードマウスの尾静脈から注入してin vivo imagingで観察する系で観察することは困難であることが分かった。そこで、マウスをC57Bl/6に変更し、糖鎖脂質誘導体Yでヒト細胞株由来の細胞を修飾したものを作成し尾静脈より移植し、サクリファイス後、肝切片を作成し抗ヒトTCR抗体で染色して、生着を評価する実験を継続した。我々は、再生医療等安全性確保法にもとづいてヒト脂肪組織由来間葉系幹細胞製剤を作成し、ヒトに移植した経験があり、そのプロトコールを応用して、マウスの脂肪組織から間葉系幹細胞分画を抽出したが、マウスの脂肪組織中の間葉系幹細胞はヒトに比べて著しく少なく培養を繰り返しても移植用の十分な細胞数を得ることが困難であった。一方で将来的な、細胞治療の被験者候補である、家族性高コレステロール血症の患者は、脂質専門外来に多くの紹介があり、100人以上に対して脂質異常症遺伝子診断パネルを作成して遺伝子解析を実施し、重複遺伝子変異が存在するなどの知見を得ることができた。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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