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2019 年度 研究成果報告書

新規のヒト由来膜透過促進ペプチドを利用したバイオ医薬の細胞選択的DDSの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02103
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生体医工学・生体材料学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

土居 信英  慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (50327673)

研究分担者 藤原 慶  慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20580989)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード抗体 / ペプチド / 核酸 / ドラッグデリバリーシステム / 細胞膜透過
研究成果の概要

標的分子に対して高い特異性と親和性をもつ抗体/ペプチド/核酸などのバイオ医薬は、従来の低分子化合物医薬と比べて副作用が少なく、治療効果が高い究極の分子標的薬として注目されているが、細胞膜透過性が低いという欠点があり、効率のよいドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発が求められていた。本研究では、我々が発見した膜透過促進ペプチドを利用して、抗体/ペプチド/核酸を従来よりも効率よく細胞質に送達できることを示した。また、基礎研究として、その膜透過促進メカニズムの解明も並行して進めた。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々が発見した膜透過促進ペプチドはヒト天然タンパク質由来であり免疫原性の懸念が少ないという利点もあることから、この独自の膜透過促進ペプチドを連結した抗体/ペプチド/核酸がヒト細胞の細胞質に効率よく送達されるという本研究の成果は、将来的に、細胞内の疾患標的に作用する新しい抗体医薬の開発や、ペプチドや核酸からなる中分子医薬の効率的なデリバリーに応用することが期待できる。これにより、我が国のバイオ創薬技術の基盤強化、ひいては国民の医療・福祉の向上に大きく貢献することが期待できる。

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公開日: 2021-02-19  

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