研究課題/領域番号 |
17H02123
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
山田 崇史 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (50583176)
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研究分担者 |
今井 富裕 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (40231162)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ICU関連筋力低下 / 膜興奮性 / 筋原線維機能 / メカニカルサイレンシング / 神経筋電気刺激 / 関節他動運動 |
研究成果の概要 |
本研究では,ICU 関連筋力低下(ICUAW)の病態メカニズムと,それに対する神経筋電気刺激(ES),関節他動運動(PM)およびそれらの併用効果について検討した.ICUAWの実験動物モデルであるステロイド・脱神経(SD)および脱神経(DEN)ラットにおいて,筋力の低下が,メカニカルストレスの欠如による細胞膜の興奮性ならびに筋原線維機能の低下に起因すること,また,ESは,筋原線維機能の低下を一部防止するが,その効果はPMにより促進されないことが明らかとなった.さらに,これらの知見を基に,ICUAW患者において,ESの効果を検討した結果,発揮トルクの低下が防止される傾向が認められた.
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自由記述の分野 |
筋機能制御学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ICUにおいて,超急性期よりリハビリテーションを開始して早期離床を早めることは,人工呼吸器離脱期間および入院期間の短縮やQOLの向上に効果がある(米国集中治療医学会).ただし,我が国において超急性期リハビリテーションのエビデンスはほとんど存在しない.本研究の成果は,ICU関連筋力低下の病態メカニズムの解明に寄与するとともに,科学的根拠に基づいた安心・安全で効果的な超急性期リハビリテーションプログラムの確立,普及に寄与するものであると考えられ,ICU患者の早期離床を促すとともに,その後のADLおよびQOLの獲得など予後の改善に効果を及ぼすことが期待される.
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