本研究の目的は、“やる気”に関わる腹側被蓋野-側坐核の神経メカニズムを明らかにし、この“やる気の回路”を強化することで機能回復を効率的に促進する新たなニューロリハビリテーション法を提案することである。本年度は、昨年度開発したラットの覚醒下同時計測MRIを用いて、腹側被蓋野と側坐核を連絡する内側前脳束の電気刺激時の脳活動計測を開始した。さらにMRIボア内で脳刺激中の動物の行動を視覚的に評価するための光ファイバーを用いた近赤外の内視鏡システムや細胞活動電位を評価するためのMRIコンパーチブル電極の開発を進めた。
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