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2020 年度 研究成果報告書

骨格筋細胞の張力測定系の構築と筋萎縮をもたらす分子機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02159
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 スポーツ科学
研究機関東京都立大学

研究代表者

眞鍋 康子  東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (60467412)

研究分担者 出口 真次  大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (30379713)
古市 泰郎  東京都立大学, 人間健康科学研究科, 助教 (40733035)
松井 翼  大阪大学, 基礎工学研究科, 講師 (50638707)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード骨格筋 / 筋収縮
研究成果の概要

本研究では、シリコーン上に培養した培養骨格筋の収縮力をシワで評価するシステムを構築し、筋萎縮や筋肥大を筋細胞の収縮力で評価できる有用なツールとすることを目的とした。初代骨格筋培養細胞をシリコーン基板に培養し、収縮する時にシワが形成される適切なシリコーンの硬さを決定した。また、収縮に応じて生じるシワの長さを筋収縮力の指標とするアルゴリズムを作製した。これをもちいて、萎縮させた細胞の張力を測定したところ、有意に減少し、また肥大させた細胞では有意に増加したことから、構築した系で筋細胞の収縮力を評価できる系であることが明らかとなった。

自由記述の分野

骨格筋細胞

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、シリコーン上に蒔いた筋細胞を分化させ、電気刺激により細胞が収縮する時にできるシワの長さを計測することで、細胞の収縮力を評価する系を構築した。これまで、骨格筋細胞で収縮力を測定する方法はなく、本研究で細胞の収縮力を簡便かつ客観的に測定できる系を構築できたことの学術的意義は大きい。さらに本研究で構築した系を用いると、筋萎縮を抑制したり、筋の発揮張力を増強する食品成分・薬剤のスクリーニングにも応用することでき、社会的な意義は大きい。

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公開日: 2022-01-27  

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