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2019 年度 研究成果報告書

新規マイオカインを標的とした心血管疾患リスク改善のための運動・食事療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02182
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用健康科学
研究機関立命館大学

研究代表者

家光 素行  立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (90375460)

研究分担者 真田 樹義  立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50421227)
橋本 健志  立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70511608)
金森 雅夫  立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (90127019)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードマイオカイン / 動脈硬化 / 加齢 / 運動
研究成果の概要

本研究では,中高齢肥満者の8週間の有酸素性運動により動脈硬化指標であるcfPWVが有意に低下し,血中NOxおよびirisin濃度が有意に増加し,血中irisinとNOx濃度の介入前後の変化率との間に有意な正の相関関係が認められた(r=0.732).さらに,肥満者モデルラットの8週間の有酸素性運動により,骨格筋FNDC5タンパク発現,血中irisin濃度,動脈血管AktおよびeNOSリン酸化が有意に増加していた.このように,中高齢肥満の有酸素性トレーニングによる骨格筋由来のirisin分泌促進はNO産生の増大を介して動脈硬化度の低下に関与する可能性が示唆された.

自由記述の分野

運動生理・生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は、irisinを運動による動脈硬化改善効果の血液バイオマーカーとして用いて、動脈硬化の予防・改善に対する科学的根拠に基づく運動療法の提案が可能となる発展性の高い研究課題である。さらに有酸素性トレーニングによる動脈硬化改善効果のメカニズムを明らかにできれば、効果的な運動様式、運動量(強度・時間)、運動期間を明確化することができるための基礎資料となり、運動生理学・健康科学分野だけでなく、疾患の第2次予防に対しても有益な情報となりうるため、医科学分野に対しても新たな情報を提供するインパクトのある研究であると考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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