研究課題/領域番号 |
17H02188
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
田口 明子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 統合加齢神経科学研究部, 部長 (80517186)
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研究分担者 |
福井 裕介 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 統合加齢神経科学研究部, 研究員 (60824802)
田之頭 大輔 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 統合加齢神経科学研究部, 研究員 (80724575)
王 蔚 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 統合加齢神経科学研究部, 研究員 (00845167)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 糖尿病 / 糖代謝調節 / 脳 / 認知機能 / 加齢 / 糖代謝調節経路 / アルツハイマー病 |
研究成果の概要 |
1) 中年期2型糖尿病モデルマウスがAβの変化を伴わず認知機能の低下を発症する時、海馬の糖代謝調節経路主要調節因子の変化が連動することを見出した。2) 1型糖尿病に伴う認知機能障害は、2型糖尿病とは異なる機序を介して誘導されることが示唆された。3) 中年期の次世代型ADモデルマウスの認知機能障害でも海馬の当該因子の変化が見られた。4) 2型糖尿病付加ADモデルマウス海馬の変化は、Aβの増加を伴わず悪化する傾向にあった。5) 正常な糖代謝機能を保持する老齢野生型マウスはAβ非依存の認知機能低下を呈する時、2型糖尿病同様に海馬の変化が付随することを明らかにした。
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自由記述の分野 |
神経内分泌代謝学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、脳の糖代謝調節経路とAβ非依存的認知機能低下の関係および同経路とAβの関係を明らかにした点で学術的意義が深い。これらの詳細なメカニズムについての今後の検討により、認知機能障害の新たな予防・治療法の開発に貢献する可能性がある。
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