研究成果の概要 |
1,520名の乳児を対象に、人見知りの発達変化について1年間の縦断調査を行った。人見知りの個人差が大きく、6ヵ月で既に人見知りが現れている乳児もいれば、12ヵ月を大きく過ぎてから現れる乳児、人見知りがほとんどない乳児、一過的(1ヵ月以内)に強く表れる乳児、持続的に現れる乳児などさまざまであった。しかし人見知りが現れるのは一度きりで、2回のピークが現れることは稀であった。また乳児の爪から遺伝子の抽出を行った。接近―回避に関わると考えられる遺伝子(COMT、DRD4、5-HTT, MAOAの多型)ならびにオキシトシン受容体(OXTR)のSNPs解析を上記1,520名中、1,301名に対して行った。
|