研究課題/領域番号 |
17H02207
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子化学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
藤本 ゆかり 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (00362616)
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研究分担者 |
松丸 尊紀 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 助教 (90636549)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 複合脂質 / 有機合成 / 免疫調節 / 自然免疫受容体 |
研究成果の概要 |
本研究においては、生体防御に関わる複合脂質について、その合成法の確立および関連化合物の合成を行うとともに、得られた化合物をリガンドとする受容体/タンパク質因子を介した生物活性の評価および分子間相互作用の解析を行った。我々が最近見出した脂質認識疎水性部位における極性残基部位の結合安定性への寄与の解析と、相互作用を利用した脂質分子の設計、新規有用化合物の創製を目指した。
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自由記述の分野 |
生物有機化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、生体防御機構に関わる環境中あるいは生体内の複合脂質分子について合成・解析を進め、まだ未知の部分の多い自然免疫-獲得免疫の連携・調節機構を含めた生体防御機構の解明のため、有機化学の強みを生かした活性分子設計、新規合成、および分子プローブを利用した解析手法を開発した。また、新規免疫制御性物質の創製についても行った。免疫機構の理解と制御に関わる鍵分子を武器に、人類の生命を脅かす感染症や癌、大きな社会問題ともなっているアレルギー疾患等に関する分子レベルでの理解を深めるために貢献出来たと考えている。
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