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2020 年度 研究成果報告書

植民地国家建設の比較研究-国家と情報の関係に焦点を当てて-

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02239
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地域研究
研究機関九州大学

研究代表者

鬼丸 武士  九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (80402824)

研究分担者 岡田 友和  大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 講師 (10727788)
工藤 晶人  学習院女子大学, 国際文化交流学部, 准教授 (40513156)
吉田 信  福岡女子大学, 国際文理学部, 准教授 (60314457)
山尾 大  九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (80598706)
鈴木 英明  国立民族学博物館, グローバル現象研究部, 准教授 (80626317)
高木 佑輔  政策研究大学院大学, 政策研究科, 准教授 (80741462)
岡本 正明  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (90372549)
堀内 隆行  金沢大学, 歴史言語文化学系, 准教授 (90568346)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードサーベイランス / 植民地統治 / 情報収集 / 比較研究 / 地域研究 / 治安秩序維持 / 公衆衛生 / 港市
研究成果の概要

本研究は、19世紀末から20世紀初頭の時期を対象に、東南アジア、アフリカ、中東地域の植民地国家を、収集していた情報の種類とその優先順位、そして収集された情報をいかに活用していたのかなどに焦点を当てて比較し、各植民地国家がどのような特徴を持ち、その特徴は何に起因するのかを明らかにすることを目的とした。得られた主な成果としては、対象とした時期に植民地国家による情報収集活動が、特に治安秩序維持と公衆衛生の分野において、移動するヒトの監視や管理、感染症の監視や管理のために活発化すること、その背景として革命や感染症のパンデミックを「予防」しようとしていたことなどがある。

自由記述の分野

比較地域研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的・社会的意義としては、国家による情報収集活動を、東南アジア、アフリカ、中東地域に近代国家が導入され始めた植民地統治期にさかのぼって比較検討することにより、その歴史的起源とそれぞれの地域や国家ごとの特徴、実効性などを描き出そうとしたことにある。また本研究の成果は、現代の様々な監視テクノロジーを用いた国家や社会による監視活動を、歴史の視点から相対化し、その特徴を明らかにするうえでも有効なだけではなく、現在の新型コロナウィルスによるパンデミックを歴史的な感染症の監視・管理の側面から検討する際にも有益な視座を提供するものである。

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公開日: 2022-01-27  

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