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2019 年度 実績報告書

二つのスピノザ・ルネッサンスの狭間―十九世紀フランス哲学におけるスピノザの影

研究課題

研究課題/領域番号 17H02262
研究機関大阪大学

研究代表者

上野 修  大阪大学, 文学研究科, 名誉教授 (10184946)

研究分担者 米虫 正巳  関西学院大学, 文学部, 教授 (10283706)
舟場 保之  大阪大学, 文学研究科, 教授 (20379217)
伊東 道生  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50232476)
杉山 直樹  学習院大学, 文学部, 教授 (50274189)
村瀬 鋼  成城大学, 文芸学部, 教授 (60279247)
村松 正隆  北海道大学, 文学研究院, 准教授 (70348168)
中村 大介  豊橋技術科学大学, 総合教育院, 准教授 (70726611)
近藤 和敬  鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 准教授 (90608572)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード西洋哲学 / 十九世紀フランス哲学 / スピノザ
研究実績の概要

3回の研究会と論集の刊行、合評会を行った。
●第7回研究会 2019/06/21-22(山口大学)/杉山:汎神論から解放された「自然主義者スピノザ」の登場/村松:フランス汎神論論争とその帰趨/米虫:哲学周辺のスピノザ主義―エスピナスとヴォルムスの場合/上野:フランス社会主義思想におけるスピノザの不在―ユマニテの問題/伊東:19世紀初頭の哲学史(とスピノザ)/近藤:第三共和制期の哲学状況の趨勢とスピノザ研究の動向/村瀬:スピノザ、ルヌヴィエ、ルキエをめぐって/中村:ジュール・ラニョーの反省哲学におけるスピノザの「亡霊」?/村松:シモーヌ・ヴェイユとスピノザ
●第8回研究会 ワークショップ「十九世紀フランス哲学におけるスピノザの影 その1―世紀前半」2019/12/07-08 (東京大学)/伊東:十九世紀初頭におけるドイツ哲学導入からみたスピノザの「影」/村松:フランスの汎神論論争-クーザンの著作と活動から/杉山:テーヌのスピノザ主義/上野:フランス社会主義におけるスピノザの不在/九鬼一人[特別講演]:真理の宛先―実体・内在・相関
●第9回研究会 2020/08/21, 25 ワークショップ「十九世紀フランス哲学におけるスピノザの影 その2―世紀後半/フローベール、ヴェイユ」(Zoom会議)/村瀬:実践的矛盾について/米虫:19世紀末フランス哲学周辺のささやかなスピノザの影/近藤:19世紀後半におけるスピノザをめぐるいくつかの文脈の錯綜とその後の展開について/中村:ジュール・ラニョーのスピノザについて/佐藤紀子 :社会問題を軸にみるシモーヌ・ヴェイユにおけるスピノザ(主義)の影響/山崎敦:フローベールとスピノザ
●『スピノザと十九世紀フランス』の刊行(岩波書店、2021/02/25)
●上記論集の公開合評会 2021/03/23(Zoom会議)/評者:加藤泰史、杉本隆司、鈴木泉

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2021 2020 2019

すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (3件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 一八九二年のルネ・ヴォルムス『スピノザの道徳 ―― その原理とそれが現代におよぼした影響の検討』に至る、実証主義におけるスピノザ受容の歴史的概観2021

    • 著者名/発表者名
      近藤和敬
    • 雑誌名

      鹿児島大学法文学部紀要 人文学科論集

      巻: 88 ページ: 15-29

  • [雑誌論文] 2019年秋季大会 シンポジウム報告 テーマ:19世紀フランス哲学の再検討 イントロダクション2020

    • 著者名/発表者名
      杉山直樹
    • 雑誌名

      フランス哲学・思想研究

      巻: 25 ページ: 1-2

  • [雑誌論文] フランス・イデアリスムの生成──ラシュリエとその周辺から2020

    • 著者名/発表者名
      杉山直樹
    • 雑誌名

      フランス哲学・思想研究

      巻: 25 ページ: 27-37

  • [雑誌論文] ジュール・ルキエにおけるスピノザの影ーールヌヴィエを媒介に2020

    • 著者名/発表者名
      村瀬鋼
    • 雑誌名

      成城大学文学研究科 ヨーロッパ文化研究

      巻: 39 ページ: 221-258

  • [学会発表] 19世紀フランスにおけるスピノザ受容と「哲学史」の書き換え2020

    • 著者名/発表者名
      村松正隆
    • 学会等名
      科研費基盤B 「フランス・ロマン主義の歴史的展開についての研究 ―― 文学、 政治、美学」2020年度第6回研究会
  • [学会発表] フランスから出た『エチカ』批判版について2020

    • 著者名/発表者名
      上野修
    • 学会等名
      スピノザ協会第30回総会ワークショップ
  • [学会発表] 批判主義の向こう岸──ラシュリエとその周辺から2019

    • 著者名/発表者名
      杉山直樹
    • 学会等名
      日仏哲学会シンポジウム『19世紀フランス哲学の再検討I』
  • [図書] スピノザと十九世紀フランス2021

    • 著者名/発表者名
      上野修、杉山直樹、村松正隆、ピエール=フランソワ・モロー、伊藤道生、ベルナール・ポートラ、山崎敦、村瀬鋼、米虫正巳、中村大介、近藤和敬、佐藤紀子
    • 総ページ数
      354
    • 出版者
      岩波書店
    • ISBN
      978-4-00-001088-7
  • [図書] 数理と哲学2021

    • 著者名/発表者名
      中村大介
    • 総ページ数
      432
    • 出版者
      青土社
    • ISBN
      978-4791773480

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公開日: 2021-12-27  

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